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J-GLOBAL ID：201702257563957637   整理番号：17A0649804

やわらかいセラミックス 機械加工ができる透明なマイカ結晶化ガラス

著者 (1件)： 樽田誠一 (Shinshu Univ.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 52  号： 6  ページ： 429-432  発行年： 2017年06月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セラミックスの中にも機械加工が容易なものがあり,快削性(マシナブル)セラミックスと呼ばれている。セラミックスの中では,鋼材に匹敵する”やわらかいセラミックス”といえる。本稿では,代表的なマシナブルセラミックスであるマイカ結晶化ガラスの透明化について紹介した。マイカ結晶化ガラスの概要を述べ,透明化の方法,透明なマイカ結晶化ガラスの性質および機能化について説明した。曲げ強度と破壊靭性は通常のマイカ結晶化ガラスと同程度であった。また,希土類元素を添加して,発光する透明なマイカ結晶化ガラスを作製した。機能性を示す元素をマイカ構造中に取り込むこと,あるいは第2相として析出させることができれば,この透明な材料に多様な機能を付加できると考えられる。

シソーラス用語： 被削性 ,  切削 ,  *雲母 ,  *結晶化 ,  *ガラスセラミック ,  透明度 ,  透明材料 ,  曲げ強さ ,  破壊靱性 ,  希土類元素 ,  発光 ,  第二相 ,  析出 ,  機能性セラミック ,  蛍光体 ,  機械的性質 ,  強度

分類 (1件)： ガラスの製造  (YC02020O)

引用文献 (10件)：

• W. Höland and G. Beall, ′′Glass-Ceramic Technology′′, The American Ceramic Society, Westerville, Ohio, (2002) pp.124-134, 191-241, 279-282.
• T. Uno, T. Kasuga, S. Nakayama and A. J. Ikushima, J. Am. Ceram. Soc., 76, 539-541 (1995)
• S. Taruta, T. Ichinose, T. Yamaguchi and K. Kitajima, J. Non-Cryst. Solids, 352, 5556-5563 (2006).
• S. Taruta, M. Suzuki, T. Yamaguchi and K. Kitajima, J. Non-Cryst. Solids, 354, 848-855 (2008).
• 北島圀夫,表面,19,83-97(1981).

タイトルに関連する用語 (4件)： セラミックス ,  機械加工 ,  マイカ ,  結晶化ガラス