文献

J-GLOBAL ID：201702258077880782   整理番号：17A1542126

アルカリラッピングしたコンクリートプリズムを用いたASR加速試験の適用性に関する考察

著者 (5件)： 佐川康貴 (九大 大学院工学研究院) ,  富山潤 (琉球大 工) ,  五十嵐豪 (東北大 大学院工学研究科) ,  吉田夏樹 (日本建築総合試) ,  小川彰一 (太平洋コンサルタント)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 17  ページ： 485-490  発行年： 2017年10月12日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルカリシリカ反応性を有する骨材を用いて作製したコンクリート角柱(プリズム)にNaOH溶液を含浸させた不織布でラッピングし,加速試験(AW-CPT)を複数の試験機関で実施した。同一機関における膨張率の測定値の変動係数は概ね15%以内の値を示した。試験機関同士の変動係数は,配合,アルカリ総量,温度によって異なった。本研究で使用した骨材の場合,温度やアルカリ総量が高い方が材齢初期に大きな膨張が生じるものの,26週以降の長期材齢では温度やアルカリ総量が低い条件の供試体の方が膨張率が大きくなる場合があることを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： コンクリート ,  *アルカリ骨材反応 ,  *加速試験 ,  骨材 ,  水酸化ナトリウム ,  膨張係数 ,  *変動係数 ,  試験片 ,  角柱 ,  ラッピング ,  分散【variance】 ,  施設 ,  反応性骨材 ,  アルカリシリカ反応 ,  *試験 ,  柱 ,  構造要素 ,  機械工作
準シソーラス用語： ASR【反応】 ,  試験所

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (6件)：

• 佐川康貴,山田一夫,烏田慎也,小川彰一:コンクリートプリズムを用いた60°C加速養生によるアルカリシリカ反応性の評価に関する研究,コンクリート工学年次論文集,Vol.36,No.1,pp.1120-1125,2014.7
• Lindgård, J. et al.: Alkali-silica reaction (ASR)- Performance testing: Influence of specimen pertreatment, exposure conditions and prism size on alkali leaching and prism expansion, Cement and Concrete Research, Vol.64, pp.68-90, 2013.11
• 日本コンクリート工学会:ASR診断の現状とあるべき姿研究委員会報告書,pp.272-284,2014.7
• 田中暁大,山田一夫,佐川康貴,小川彰一:コンクリートプリズムを用いたASR加速試験における養生温度およびアルカリ総量が膨張挙動に及ぼす影響,コンクリート工学年次論文集,Vol.37,No.1,pp.895-900,2016.7
• 川端雄一郎,山田一夫,松下博通:セメント系材料により生成される水和物の相組成とASR膨張抑制効果の関係,土木学会論文集 E2,Vol.69,No.4,pp.402-420,2013.11

タイトルに関連する用語 (7件)： アルカリ ,  ラッピング ,  コンクリート ,  プリズム ,  ASR ,  加速試験 ,  適用性