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J-GLOBAL ID:201402283356437644   整理番号:14A0226946

セメント系材料により生成される水和物の相組成とASR膨張抑制効果の関係

RELATION OF PHASE COMPOSITION OF CEMENT HYDRATES WITH SUPPLEMENTARY CEMENTITIOUS MATERIALS TO THE SUPPRESSING EFFECT ON ASR EXPANSION
著者 (3件):
資料名:
巻: 69  号:ページ: 402-420 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: U0203A  ISSN: 2185-6567  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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アルカリシリカ反応(ASR)を最も効果的に抑制するのは鉱物質混和材(SCM)であり,空隙水のpHの低下がその理由と推定されるが,直接的に証明されていない.SCMをセメントの一部と置換する機構をセメントの水和反応解析を基に推定した相組成と空隙水の溶解平衡関係から検討するとともに,モルタルの膨張量試験との比較から,ASR抑制効果との関係について考察した.これらの結果から,セメントの一部をSCMにより置換したモルタルのASR抑制機構は低Ca/Siモル比のC-S-Hのアルカリ固定に伴う空隙水のOH-濃度低減という説が最も合理的と考えられた.これらの結果を基にSCM置換率とOH-濃度の関係を整理し,高反応性の骨材に対してはより厳しい抑制対策が必要であることを考察した.(著者抄録)
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分類 (2件):
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モルタル,コンクリート  ,  コンクリート構造 
引用文献 (62件):
  • 1) Katayama, T. : Late-expansive ASR due to imported sand and local aggregates in Okinawa Island, southwestern Japan, Proceedings of the 13rd International Conference on Alkali-Aggregate Reaction in Concrete, pp. 862-873, 2008.
  • 2) 山田一夫,川端雄一郎,河野克哉,林建佑,広野真一:岩石学的考察を含んだASR診断の現実と重要性,コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集,Vol. 7,pp. 21-28,2007.
  • 3) Katayama, T. : Diagnosis of alkali-aggregate reaction - polarizing microscopy and SEM-EDS, Concrete under Severe Conditions, Castro-Borges et al. (eds), pp. 19-34, 2010.
  • 4) 尾花祥隆,鳥居和之:プレストレストコンクリート・プレキャストコンクリート部材におけるASR劣化の事例検証,コンクリート工学年次論文集,Vol. 30,No. 1,pp. 1065-1070,2008.
  • 5) Duchesne, J. and Berube, M. A. : The effectiveness of supplementary cementing materials in suppressing expansion due to ASR: Another look at the reaction mechanism part 2: Pore solution chemistry, Cement and Concrete Research, Vol. 24, pp. 221-230, 1994.
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