文献

J-GLOBAL ID：201702258507200825   整理番号：17A0925909

航空機用電動推進システム技術の飛行実証

Flight Demonstration of Electric Propulsion System Technology for Aircraft Application

著者 (10件)： 西沢啓 (国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構) ,  小林宙 (国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構) ,  飯島朋子 (国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構) ,  山崎宏二 (有限会社オリンポス) ,  奥山政広 (国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構) ,  田頭剛 (国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構) ,  平野義鎭 (国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構) ,  吉村彰記 (国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構) ,  進藤重美 (国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構) ,  岡井敬一 (国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構)
資料名： 日本航空宇宙学会誌
巻： 65  号： 7  ページ： 196-200(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0230A  ISSN： 0021-4663  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： JAXAでは独自開発した航空機用電動推進システム技術を飛行実証する研究事業“FEATHER”を2012年~2015年にかけて実施し,多重化モータシステム,回生エアブレーキシステム,電池システム等を開発し,実証試験機に搭載して有人飛行実証を達成した.多重化モータシステムは,離陸上昇中に一部が故障しても残存したモータの出力で上昇を継続できる「推力全喪失回避機能」を備えており,単発プロペラ機のエンジン故障事故回避に有用である.回生エアブレーキシステムは,降下時にプロペラを風車のように作動させて位置エネルギを電力として回生・充電する「エネルギ回生機能」を有し,エネルギ消費を節減できると同時に,回生時プロペラに発生する空力抵抗をパイロットが調整することも可能で,従来のエアブレーキ板の代替機能も有する.これらの新しいシステム及びその機能を世界に先駆けて有人飛行実証した.その成果について概説する.(著者抄録)

シソーラス用語： *プロペラ機 ,  航空機 ,  回生ブレーキ ,  電動機 ,  風車 ,  *リチウムイオン電池 ,  速度 ,  電力回生 ,  パイロット ,  飛行試験 ,  *電動航空機 ,  対気速度

著者キーワード (10件)： Electric Aircraft ,  Electric Propulsion System ,  Multiplexed Motor ,  Regenerative Motor ,  Li-ion Battery ,  Electric Aircraft ,  Electric Propulsion System ,  Multiplexed Motor ,  Regenerative Motor ,  Li-ion Battery

分類 (1件)： 航空機  (QK06000K)

引用文献 (15件)：

• 1) 西沢 啓,小林 宙,岡井敬一,藤本博志:電気自動車技術の進歩と電動化航空機の将来,第43回日本航空宇宙学会年会講演集,B06, 2012.
• 2) 山下祐作,他:世界初の自動車用量産電動技術による超軽量動力機の電動無人飛行の研究と製作,第18回スカイスポーツシンポジウム,1-19, 2012.
• 3) 麻生 茂,谷 泰寛:小型電動飛行機の地上走行公開実験を実施,九州大学プレスリリース,2014.4.
• 4) 飯島朋子,小林 宙,山崎宏二,西沢 啓:電動航空機の試験飛行許可取得,JAXA出版物,2016.
• 5) 小林 宙,西沢 啓:JAXAにおける航空機用電動推進系の研究開発,日本航空宇宙学会誌,63, 2(2015), pp. 8-12.

タイトルに関連する用語 (4件)： 航空機 ,  推進システム ,  飛行 ,  実証