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J-GLOBAL ID:201702258578119148   整理番号:17A1432316

正孔ドープ鉄酸化物系超伝導体におけるスピン渦誘起ループ電流の安定性におよぼすRashbaスピン軌道相互作用の影響:磁場増強電荷秩序の出現とFermi面再構成に対するシナリオ

Effect of Rashba Spin-Orbit Interaction on the Stability of Spin-Vortex-Induced Loop Current in Hole-Doped Cuprate Superconductors: A Scenario for the Appearance of Magnetic Field Enhanced Charge Order and Fermi Surface Reconstruction
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巻: 86  号: 10  ページ: 104710.1-104710.12  発行年: 2017年10月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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正孔ドープ鉄酸化物系超伝導体に対する超伝導のスピン渦誘起ループ電流(SVILC)機構についてのモデルハミルトニアンにRashbaスピン軌道相互作用を含め,その影響を調べた。Rashba相互作用はバルク内のドープ正孔により形成される小さなポーラロン周辺に現れると仮定した;その内部電場はCuO2面に垂直な方向にあるとして,CuO2面内にあるスピン分極を安定化させるものとする。4×4,4×6,および,4×8スピン渦四組(SVQ)を調べ,モンテカルロシミュレーションを行い超伝導転移温度Tcを推定した。ここで,各SVQは4つの正孔,4つのスピン渦,および,4つのSVILCを含む(格子定数を単位とする)n×mの二次元領域である。それらのなかで,4×6 SVQが最高のTcを持ち,最も安定であることがわかった;この場合,Cu原子当たりの正孔濃度xは最適ドーピング値x=0.170に近いx=0.167となり,このことは,最適ドーピングがRashba相互作用による超伝導状態の安定化に関連していることを示唆している。また,電流が流れている状況において,4×8 SVQは4×6 SVQよりも安定になることも見いだした;このことは,磁場を加えることにより巨視的電流が現れると,4×6 SVQから4×8 SVQへの転換が起こることを示している。この転換は,x=0.125付近での電荷秩序の増強と磁場を加えた際のFermi面の再構成を説明する。(翻訳著者抄録)
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酸化物系超伝導体の物性 
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