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J-GLOBAL ID:201702259051514902   整理番号:17A0659047

筋芽細胞融合における一過性受容体電位カチオンチャンネルバニロイド1(TRPV1)の関与【Powered by NICT】

Involvement of Transient Receptor Potential Cation Channel Vanilloid 1 (TRPV1) in Myoblast Fusion
著者 (4件):
資料名:
巻: 231  号: 10  ページ: 2275-2285  発行年: 2016年 
JST資料番号: E0042B  ISSN: 0021-9541  CODEN: JCLLA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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損傷後の筋肉再生の複雑な過程の基礎となる機構は不明である。一過性受容体電位カチオンチャンネルバニロイド1(TRPV1)は,いくつかの細胞型,骨格筋で発現しており,高温と組織の炎症時に分泌されるある種の分子により活性化される。重症炎症と局所温度摂動は筋肉再生,TRPV1はプロセスの活性化と関与する可能性があることを示唆している時に誘導された。本研究の目的は,筋再生に関与する衛星細胞の筋電位におけるTRPV1の役割を明らかにすることである。TRPV1のmRNA及び蛋白質レベルはマウスにおけるカルジオトキシン(CTX)-誘発された筋損傷後の再生中に増加することを見出した。単離マウスサテライト細胞(筋芽細胞)を用いて,その作動薬カプサイシン(CAP)によるTRPV1の活性化はミオゲニン蛋白質レベルを増加させたことを観察した。CAPは筋芽細胞の増殖を変化させなかったが,筋芽細胞融合(筋管と融合指数当たりmyonucleii数を用いて評価された)を促進した。対照的に,siRNAによるTRPV1の抑制は筋芽細胞融合を障害した。マウスを用いて,CAPの筋肉内注射はCTX誘導筋損傷後の筋肉修復を促進することを示した。さらに,TRPV1のこれらの役割は筋芽細胞融合時のインターロイキン-4とカルシウムシグナル伝達により仲介されることを示した。まとめると,これらの結果は,TRPV1は筋芽細胞融合の促進を介して正常筋形成の基礎をなすことを示唆した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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細胞膜の輸送  ,  細胞生理一般 
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