抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「人の体のつくりと運動」は,現行学習指導要領において新規に加えられた単元である。理科は小・中・高等学校を通じてその内容が構造化している。そこで本論文では,この単元を小学校4年生に位置づけた意義について,「教科内容の系統性」という観点から分析した。「実感を伴った理解」および「言語に関する能力の育成」は現行学習指導要領の基本方針である。「人の体のつくりと運動」におけるこれら基本方針の取り扱いについても,教科専門の立場から考察した。単元の授業づくりには,内容の系統性と適切な言語環境という視点は欠かせない。そこで今回,「人の体のつくりと運動」の授業づくりの前提となる生物学的基礎知識について,小学校教員を志望する大学生がどの程度理解しているかを調査した。その結果,高等学校における生物学の学修の程度によって,理解度に差が生じることが明らかとなった。(著者抄録)