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J-GLOBAL ID：201702260177250831   整理番号：17A0925621

技術ノート:ライダによる境界層高度測定による大気汚染イベントモデル化の改善 新アルゴリズムと評価の開発

Technical note: Boundary layer height determination from lidar for improving air pollution episode modeling: development of new algorithm and evaluation

著者 (8件)： YANG Ting (Inst. of Atmospheric Physics, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  WANG Zifa (Inst. of Atmospheric Physics, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  ZHANG Wei (Aviation Meteorological Center of China, Beijing, CHN) ,  GBAGUIDI Alex (Inst. of Atmospheric Physics, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  SUGIMOTO Nobuo (National Inst. for Environmental Studies, Tsukuba, JPN) ,  WANG Xiquan (Inst. of Atmospheric Physics, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  MATSUI Ichiro (National Inst. for Environmental Studies, Tsukuba, JPN) ,  SUN Yele (Inst. of Atmospheric Physics, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN)
資料名： Atmospheric Chemistry and Physics (Web)  (Atmospheric Chemistry and Physics (Web))
巻： 17  号： 10  ページ： 6215-6225 (WEB ONLY)  発行年： 2017年05月 
JST資料番号： U7039A  ISSN： 1680-7316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： メガシティの大気下層における大気汚染イベントを予測することは,境界層高度(BLH)の連続した正確な測定を含む対流圏ダイナミクスと化学プロセスの理解が必要となる。北京(中国)において実施された集中観測とBLH測定に応用されたアルゴリズムの徹底的な評価を通して,特に汚染が生じている期間における決定的な限界が注目される。基本的に,高エアロゾル負荷を伴う弱い熱対流の下で,対流圏構造に関する重力波の影響を伴う境界層における汚染物質の不十分な混合のために,どのデータ収集アルゴリズムもBLHの日変化十分に捉えることはできない。結果として,重力波理論を基礎とした新アプローチ(3乗根グラジエント法:CRGM)が開発され,そのような弱さを克服し,各種の大気汚染条件下でのBLHの変動を正確に再現できた。CRGMの包括的評価はライダによるBLH測定における高い性能を強調する。現在のデータ収集アルゴリズムと比較して,CRGMは関連した計算の不確実性を低下させ,BLH測定からの誤差を低くする(相関係数が0.44から0.91への大幅な増加と平均2乗誤差の643から142mへの顕著な減少)。新しく開発された技術は大気質モデル化や予報システムの正確度改善に寄与することが期待される。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： メガロポリス ,  *大気汚染 ,  エアロゾル ,  熱対流 ,  重力波【流体波】 ,  アルゴリズム ,  シミュレーションモデル ,  中国北部 ,  PM2.5 ,  都市域 ,  LIDAR
準シソーラス用語： レーザレーダ ,  境界層厚さ ,  大気質モデル ,  北京

分類 (1件)： 大気管理  (SB03030X)

タイトルに関連する用語 (10件)： ノート ,  ライダ ,  境界層 ,  高度測定 ,  大気汚染 ,  イベント ,  モデル化 ,  アルゴリズム ,  評価 ,  開発