抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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煙突の通風力不足により排ガスがボイラー室内に流出する不具合に関することは,既に本誌285号で取り上げた。本稿では,試運転当初,実際に発生した通風力不足の不具合事例を取り上げ,この失敗の事象から原因及びその背景などを取り上げ,失敗知識化文書の一つとして解説した。ボイラー室内に温水ボイラーが1台,蒸気ボイラーが1台設置され,それぞれの煙道出口を共通の煙道に接続した構成例において,試運転当初の燃焼調整は正常に完了したが,その後の通常稼働において各ボイラーにおいて,「不着火しゃ断」が頻発するようになった事例について,その原因,対処法などについて説明した。試運転時の燃焼調整時には,煙突内平均温度が低く,定常状態のドラフトはでていない場合があり,実際にドラフトを測定することが必要であると述べた。