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J-GLOBAL ID：201702260512577200   整理番号：17A0565509

車両認知条件に着目した子どもの道路横断判断特性に関する研究

著者 (4件)： 稲垣具志 (日本大学理工学部交通システム工学科) ,  小早川悟 (日本大学理工学部交通システム工学科) ,  寺内義典 (国士舘大学理工学部建築学系) ,  和田大輔 (日本大学理工学部交通システム工学科)
資料名： 交通工学論文集(Web)  (JSTE Journal of Traffic Engineering (Web))
巻： 3  号： 2  ページ： A_215-A_222(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0617A  ISSN： 2187-2929  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 子どもは他の年齢層と比べ事故時に歩行者の違反がある割合が高く,横断に関わるプロセスにおいてヒューマンエラーが発生しやすい.道路横断時の問題として一般的に安全確認不足による認知エラーがしばしば取り上げられるが,接近車両を認知できていても横断の可否について正しい判断をする能力が欠如している点も指摘されている.本稿では,交通安全教育・対策に具体性を与えるための知見を得ることを目指し,子どもの横断判断特性について車両の認知条件による影響を考慮しながら検討することを目的とした.実験空間における子どもの横断判断状況を観察に基づき把握したところ,車両の認知距離が短くなり判断の時間的余裕が少なくなると,より誤った判断が誘発されることや,車両速度に応じた判断ができなくなるケースが多発すること等が明らかとなった.(著者抄録)

シソーラス用語： *横断道路 ,  *交通安全 ,  条件 ,  交通機関 ,  *物体認識 ,  *子供 ,  移動 ,  意思決定 ,  認知モデル ,  速度 ,  *失認
準シソーラス用語： 道路横断 ,  移動速度 ,  *認知機能低下

著者キーワード (10件)： 子ども ,  道路横断 ,  横断判断 ,  車両認知 ,  生活道路 ,  Children ,  Road Crossing ,  Crossing Decision ,  Vehicle Cognition ,  Community Road

分類 (2件)： 自動車事故,交通安全  (TB01050G) ,  人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (17件)：

• 1) 内閣府中央交通安全対策会議:第 9 次交通安全基本計画, 2011.
• 2) 警察庁:「ゾーン30」の概要, https://www.npa.go.jp/koutsuu/kisei/zone30.pdf, 2015. 2016.05.09 確認)
• 3) 公益財団法人交通事故総合分析センター:イタルダインフォメーション, No.98, 2013.
• 4) 警視庁:小学生の交通人身事故発生状況~平成 27 年中~, 警視庁ウェブページ, http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/jokyo_tokei/tokei_jokyo/jiko4/shogakusei.files/jiko_syogaku.pdf, 2016.(2016.05.09 確認)
• 5) 市原慎介, 吉田進悟, 小嶋文, 久保田尚:ハンプの短区間連続設置における周辺環境への影響および有効性の検証, 土木学会論文集 D3 (土木計画学), Vol.67, No.5 ( 土木計画学研究・論文集第28 巻), pp.I_1165-I_1172, 2011.

タイトルに関連する用語 (5件)： 認知 ,  着目 ,  子ども ,  道路横断 ,  研究