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J-GLOBAL ID:201702260565911909   整理番号:17A0495959

非小細胞肺癌細胞株に対するパラジウム(II)5,5-ジエチルバルビツール酸複合体とビス(2-ピリジルメチル)アミンおよびクルクミンとの組み合わせによる細胞毒性およびアポトーシス効果

Cytotoxic and apoptotic effects of the combination of palladium (II) 5,5-diethylbarbiturate complex with bis(2-pyridylmethyl)amine and curcumin on non small lung cancer cell lines
著者 (6件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 1717-1723  発行年: 2017年03月01日 
JST資料番号: W0556A  ISSN: 0968-0896  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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シスプラチンのような金属ベースの化学療法剤は,世界的に癌関連死の主原因となっている肺癌の治療に広く用いられている。最近の研究で,新規金属系化合物がシスプラチンと同様に強い細胞毒性を有することが実証された。したがって,金属ベースの化合物が合成され,それらの細胞傷害活性を決定するための研究がなされた。ウコン植物由来のクルクミンは,様々な癌細胞株に対して強力な細胞毒性を有することも報告されている。これらのデータに照らして,クルクミン(0.78-100μM)とビス(2-ピリジルメチル)アミンとパラジウム(II)5,5-ジエチルバルビツール酸の複合体[Pd(II)錯体](0.39-50μM)を組み合わせることによる細胞毒性効果を,非小細胞肺癌細胞株であるA549およびH1299に対して検討してきた。Pd(II)複合体とクルクミンの組み合わせは,H1299細胞株においてのみ,各薬剤の単独使用の場合と比較して48時間で細胞毒性およびアポトーシス細胞死を増強することが見出された(併用係数<1)。アポトーシスであることは,アネキシンV染色陽性,カスパーゼ3および7活性の増加,ならびに核濃縮の存在によって明らかであった。TNFRSF10AおよびHRKのアポトーシス誘導遺伝子がアポトーシス細胞死に関与していることが判明した。結論として,この薬剤組合せの適用は,その有望な細胞毒性およびアポトーシス効果により,肺癌治療のための新規で有効なアプローチと見なすことができよう。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  腫ようの実験的治療  ,  生薬の薬理の基礎研究 
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