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J-GLOBAL ID：201702260615545942   整理番号：17A1478689

売上を「コミュニティ」に依存したストア事業の短期的売上予測の試み

Short-range Sales Forecast of the Store Business Depends on Sales to the Community

著者 (3件)： 吉岡佑磨 (信州大学大学院) ,  高橋正人 (信州大学) ,  大谷毅 (信州大学)
資料名： 日本感性工学会論文誌(Web)
巻： 15  号： 4  ページ： 455-461(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0400A  ISSN： 1884-5258  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ビジネスはコントロールできない要因の影響を受け,それらを外的要因と呼んでいます。コミュニティは,外部要因であり,事業主体からみてコントロールは不可能なのだが,ストア事業者からコミュニティに情報を提示し,何らかの程度に影響を及ぼす可能性がある。事業者はこの可能性をある程度信頼すれば,売上の短期予測に役立てることができる。与件の店舗Aの過去のデータを使って,Aの近未来(来週,翌月」を予測し,事業に必要な材料の所要量や商品の在庫,店員の配置,短期的なセールスプロモーションを立てることができる。コミュニティは外部要因の1つです。ビジネスマネージャーはコミュニティを管理することはできないが,広告,インターネットメディアなどを使用して影響を与える可能性がある。この研究は,地域社会における店舗開発ビジネスの販売データからコミュニティの概要を明らかにすることを目的としている。

シソーラス用語： 販売 ,  *小売業 ,  *状態 ,  事業 ,  *予測 ,  *コミュニティ ,  経済予測 ,  モンテカルロ法 ,  *動向
準シソーラス用語： 売上 ,  *ストア事業者 ,  *トレンド ,  ビジネス ,  *売上予測

著者キーワード (3件)： Community ,  Trend ,  Store-business

分類 (1件)： マーケティング  (KA06020W)

引用文献 (5件)：

• [1] David Vose,長谷川専,堤盛人(訳),「入門リスク分析-基礎から実践」,勁草書房,2003.
  この文献では,短期的(2~3期)な売上予測手法として移動平均法を紹介しているため,本稿でも当手法を採用した.なお,中期・長期の売上予測には,確率過程を紹介している.
• [2] 山口類,土屋映子,樋口知之:状態空間モデルによる飲食店日次売上の要因分解,http://www.ism.ac.jp/~tsuchiya/sympo/shukai03/shukai03-papers/Yamaguchi_OPT04.pdf.
  売上(ランチ・宴会・総計)の時系列を週・曜日・イベント・トレンド(確率差分方程式)要因分解しモデル化した.
• [3] 樋口知之:予測にいかす統計モデリングの基本-ベイズ統計入門から応用まで,講談社,2011.
  売上はトレンド・週・イベント・天候などの要因に加え,自己回帰要因(AR項)と残差に依存していると指摘する.
• [4] 今井秀之,山岡俊樹:日用品市場における新製品売上予測モデルの構築,https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjske/10/2/10_2_63/_pdf.
  リピートの主な関心をおき展開したほか,種々のモデルが丁寧に紹介されていた.
• [5] 寺嶋正尚,椿広計:在庫データ及び売上予測を用いた欠品率の推定に関する研究,https://www.jstage.jst.go.jp/article/logisticssociety1995/2006/14/2006_14_93/_pdf.
  実データから予測し,実際の結果と突合させている.

タイトルに関連する用語 (6件)： 売上 ,  コミュニティ ,  事業 ,  短期 ,  予測 ,  試み