抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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不規則な変動を有する熱源からのエネルギー回収として化学エネルギーへの転換は有効な手段と考えられる。著者らはこの転換に用いられるマイクロリアクタのマイクロチャネル(MC)製造に犠牲コアを用いた技術の適用を進めている。本研究においては,このMC内壁にアノード酸化を適用することでマルチスケール多孔質構造を構築する試みを行ない,その際のアノード酸化時間が形成する構造にどのような影響を持つかを調べた。アルミニウム細線をチタン粉末中に埋込み圧粉し,その後,4種類の条件で焼結(アルミニウム線は融解)してMCを有するサンプルを調製した。MC含む部分を切り出しMC壁面のキャラクタリゼーションを行なった。さらに,これらのサンプルについてアノード酸化を実施し,これらのキャラクタリゼーションも行なった。この実験から,プロセスの違いが形成するMC壁面の組成の変動をもたらし,これは後のアノード酸化によってMC壁面の形態に大きな影響を与えることを明らかにした。