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J-GLOBAL ID：201702261034518517   整理番号：17A1697132

ガスタービンを支える最新の材料技術の現状と課題 タービン翼用超合金の進化とリサイクル技術開発

著者 (6件)： 宇多田悟志 (物質・材料研究機構 構造材料研究拠点) ,  宇多田悟志 (Inst. Pprime) ,  原田広史 (物質・材料研究機構 構造材料研究拠点) ,  川岸京子 (物質・材料研究機構 構造材料研究拠点) ,  鈴木進補 (早稲田大 基幹理工) ,  鈴木進補 (早稲田大 各務記念材料技研)
資料名： 日本ガスタービン学会誌  (Journal of the Gas Turbine Society of Japan)
巻： 45  号： 6  ページ： 445-451  発行年： 2017年11月20日 
JST資料番号： X0134A  ISSN： 0387-4168  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 航空機の燃費効率向上や発電用ガスタービンの効率向上を実現したタービン翼用Ni基超合金の開発の歴史と新合金開発状況を概観し,超合金のリサイクル技術とリサイクル試験について紹介した。優れた高温域機械的特性によりNi基耐熱超合金がタービン翼材として使用され入口温度向上に対応して高性能な超合金が開発され,鍛造合金から普通鍛造合金,一方向凝固合金,単結晶合金へと進化してきたと述べた。Re,Ruなどの添加に依存する単結晶合金で,Reの添加量を抑えた低コスト超合金も開発実用化されている。超合金のリサイクル技術として,再溶解型,元素抽出型に加え廃棄タービン翼を直接再溶解する直接完全リサイクル法を示し,実験室規模および商用溶解炉でのリサイクル試験で有効性を示した。

シソーラス用語： *ガスタービン ,  *タービン翼 ,  *超合金 ,  *リサイクル ,  *技術開発 ,  ジェット機関 ,  *タービンディスク ,  ニッケル合金 ,  *鍛造 ,  鋼塊 ,  偏析 ,  引張試験 ,  微細構造 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  *加工性 ,  制御 ,  化学組成 ,  切削 ,  冷間加工 ,  冷間引抜
準シソーラス用語： Ni基超合金 ,  ミクロ偏析 ,  組織制御

分類 (3件)： 鍛造技術  (WC05020H) ,  機械的性質  (WB02030U) ,  ガスタービン  (PB02040Y)

引用文献 (57件)：

• 原田広史,山崎道夫,小泉裕,713C合金のγ-γ'結線上にある一連のNi基耐熱合金,鉄と鋼, Vol,65, No.7 (1979),pp.1049-1058.
• 横川忠晴,原田広史,川岸京子,小林敏治,湯山道也,次世代Ir添加Ni基単結晶超合金の開発-耐用温度1150°Cを目指して-,第44回日本ガスタービン学会定期講演会(酒田)講演論文集,(2016),pp.195-198.
• 原田広史,横川忠晴,川岸京子,小林敏治,小泉裕,坂本正雄,湯山道也,高温タービン用耐熱材料と実機適用:使われる材料の開発を目指して,日本ガスタービン学会誌,Vol.43, No.5(2015), pp.349-356.
• M. Gell, D. N. Duhl, and A. F. Giamei, The Development of Single Crystal Superalloy Turbine Blades, Superalloys 1980, (1980), pp. 205-214.
• A. D. Cetel and D. N. Duhl, Second-Generation Nickel-Base Single Crystal Superalloy, Superalloys 1988, (1988), pp. 235-244.

タイトルに関連する用語 (7件)： ガスタービン ,  現状 ,  タービン翼 ,  超合金 ,  進化 ,  リサイクル ,  開発