抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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~204Pb-~207Pbダブルスパイクと組み合わせた全蒸発熱イオン化質量分析(TE TIMS)によるPbのサブナノグラムの正確な同位体測定のための新しい分析法を提案した。小(サブナノグラム)量PbのPb同位体組成の正確な決定は~204Pb~+の低信号強度,天然試料(1.4%)における最低同位体存在比を持つのため妨げられている。TE-TIMSの利点は,測定した信号強度は大きく,測定時間が一定のフィラメント電流測定によるものよりも短いことである。本研究では,著者らは~204Pb-~207Pbダブルスパイクを用いた結合TE-TIMSによるPb同位体測定のための分析プロトコルの最適化,試料負荷法,フィラメント温度制御,および得られた同位体データの還元法を検討した。Pb同位体分析は1890,及び450mA分~ 1の加熱速度を用いて行い,6030,及び20分の短い測定時間であった。Pb同位体比の再現性は~204Pb信号を収集するための最新10~13Ω抵抗器をもつ増幅器を用いた~202Pb-~205Pbダブルスパイク法と~204Pb-~207Pbダブルスパイク法を含む以前の技術に匹敵した。本方法で測定したNIST981の絶対Pb同位体比は>1250°Cのフィラメント温度だけでなくFaradayカップの劣化で生じる異常~207Pb挙動のために偏っていた。しかし,未知試料の正確な絶対Pb同位体比は,同じ分析期間で決定されることをNIST981の認められたものとPb同位体比を正規化し,次にNIST981の参照Pb同位体比を乗じて得られることを確認した。標準岩石材料JB3のPb同位体比,その結果は以前の研究で報告されたものと一致していたを測定した。はこの方法が特にPbのサブナノグラムの同位体分析に適していると結論し,~202Pb-~205Pbダブルスパイクの代わりに~204Pb-~207Pbダブルスパイクを用いてスパイクの利用可能性のために研究室の数に有利であった。さらに,以前の研究に比較して低減した測定時間は,大量の試料を測定するための有用である。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】