抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,豪雨による畑農地の土壌侵食(土壌流亡)が問題化している。対策として,マルチングや草生帯などの営農的対策と排水路工や沈砂池などの土木的対策がある。土木的対策はコストがかかるため,営農機器を利用してできる簡易な対策技術が望まれている。青森県深浦町艫作地区で営農機械を使用して行ったテラス承水路の設置と集水路,草生帯及び土砂溜を組み合わせた土壌流亡対策の実証試験の結果を紹介する。調査圃場は,面積2.4ha,流下方向の平均斜面長297m,平均斜面幅95m,平均傾斜角5.3度の圃場である。テラス承水路などの配置及び施工内容を図や写真により解説する。調査の結果,営農機械で設置したテラス承水路,集水路及び土砂溜は土壌侵食や圃場外への土砂流亡の抑制・軽減に有効であった。