抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
果樹農業は高齢化などにより栽培面積,生産量とも減少が続いている。果樹農家は1ha未満の小規模経営が依然として多く規模拡大が進んでいない。規模拡大には樹園地の集積が必要であり,農地中間管理機構(以下,機構)を活用した樹園地集積の推進について紹介する。農水省は機構を活用した担い手への農地集積を進めている。土地利用型農業では一定の成果を得ているが,果樹農業では取り組みが進んでいない。農水省は平成28年8月の「果樹園地の担い手への集積と改植等の促進について」を通知し,産地協議会が機構と連携して樹園地の集積を進めることとした。同時に果樹生産県に連携を進めるモデル地区を設定した。また,平成29年8月の通知で,新規就農者への園地貸付の推進や担い手が借りやすい園地の整備を進めることとしている。これらの概要を解説する。園地集積を支援する事業として,集約した樹園地での改植などを支援する「果樹農業好循環形成対策事業」があり,その概要を解説する。最後に,機構を活用するメリットを紹介する。