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J-GLOBAL ID：201702261506969968   整理番号：17A1607954

軸受および軸受用鋼の動向 III.最近の軸受製造技術動向 4.鋼球

著者 (2件)： 大崎浩志 (天辻鋼球製作所) ,  大森茂 (天辻鋼球製作所)
資料名： 特殊鋼  (Special Steel)
巻： 66  号： 6  ページ： 32-35  発行年： 2017年11月01日 
JST資料番号： F0349A  ISSN： 0495-7644  CODEN： TOKSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 転がり軸受には小さな接触面積で長期にわたって大きな荷重を支えながら,精度良く静かに回転することが求められる。転がり疲労寿命により生じる剥離の形態は,内部起点型剥離と表面起点型剥離に大別される。内部起点型剥離は鋼材の清浄度に大きく影響される。真空脱ガス処理法や連続鋳造法の発展と共に,軸受鋼の非金属介在物が著しく改善され,軸受の寿命向上をもたらした。一方,表面起点型剥離は,例えば,潤滑油中に異物が混入する環境下において,転動面表面に異物が噛みこんで生じた圧痕を起点として生じるものである。本稿では,鋼球の剥離寿命に関する技術動向を紹介した。1)軸受用鋼球の製造工程:球体成形,フラッシング,熱処理,グライディング,ラッピング,2)内部起点型剥離に対する技術,3)表面起点型剥離に対する技術。

シソーラス用語： *軸受 ,  *軸受鋼 ,  特殊鋼 ,  球 ,  転がり軸受 ,  生産技術 ,  *疲れ寿命 ,  疲れ亀裂 ,  疲れ亀裂成長 ,  亀裂発生 ,  非金属介在物 ,  清浄鋼 ,  真空脱ガス ,  連続鋳造 ,  剥離 ,  不純物 ,  フラッシング ,  研磨 ,  ラッピング
準シソーラス用語： *鋼球 ,  製造技術 ,  技術動向 ,  疲れ亀裂発生

分類 (3件)： 鉄鋼材料  (WE02000W) ,  軸受  (QB01020W) ,  その他の金属組織学  (WB01040Y)

引用文献 (6件)：

• 中島碩一: NTN TECHNICAL REVIEW No.76 (2008) 11
• 長塩正紀、英崇夫: 鋼球内部欠陥の評価方法の開発、 トライボロジスト、 55、 5 (2010) 341
• 日本精工株式会社: ファンクラッチ用「高密封シール付き玉軸受」を開発、 http://www.nsk.com/jp/company/news/2015/press1124a.html
• 星野輝男: KOYO Engineering Journal No.159 (2001) 110
• 土井健司、折橋英行、松島義武、安木真一、福崎良雄、中島慎一: KOBE STEEL ENGINEERING REPORT Vol.50 (2000) 52

タイトルに関連する用語 (5件)： 軸受 ,  軸受用鋼 ,  動向 ,  技術動向 ,  鋼球