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J-GLOBAL ID:201702261560977179   整理番号:17A0268531

福島県の上部白亜系足沢層(双葉層群)から産出した哺乳類の歯骨

A Late Cretaceous mammalian dentary from the Ashizawa Formation (Futaba Group), Fukushima, northeastern Japan
著者 (5件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 403-409  発行年: 2016年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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福島県のコニアシアン階足沢層(双葉層群)より哺乳類の歯骨が発見された。標本は左下顎体の一部で,歯冠は保存されていないものの5つの歯槽があり,そのうち遠心の4つには壊れた歯根が入っている。歯骨や歯根の形態からみて,標本は獣類のものであると考えられる。この標本は東北日本から見つかった初めての中生代哺乳類化石であり,将来的に東北日本の白亜系からさらに哺乳類化石が見つかる可能性を示している。東アジアからは後期白亜紀の哺乳類化石があまり報告されていないので,今後追加標本が得られれば,東アジアにおける後期白亜紀の哺乳類進化を考える上で重要な情報を提供することができるだろう。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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