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J-GLOBAL ID:201702262089581934   整理番号:17A1758912

太陽ジェットの微細構造とダイナミクスに関する観測研究 I サテライトスポット周りでのエネルギー蓄積過程

Observational study on the fine structure and dynamics of a solar jet. I. Energy build-up process around a satellite spot
著者 (6件):
資料名:
巻: 69  号:ページ: 80.1-80.17  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2414A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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2014年11月10日に起こった連続したフレアに伴う太陽ジェット現象について報告する。これらの爆発的な事象は崩壊しつつある活動領域NOAA12205におけるδ型黒点の周りでのサテライトスポットの出現と関連していた。このジェットに対するデータは,ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー,ひので搭載X線望遠鏡,Interface Region Imaging Spectrographおよび京都大学飛騨天文台のドームレス太陽望遠鏡,によって提供された。これらの豊富なデータが,エネルギー蓄積,イベント・トリガー,エネルギー開放を含む観測された現象の全過程を議論するためにこの一連の論文を発表することを可能にした。本報では,活動領域のまわりの光球の水平方向流れ場をオプティカルフロー法によって解析することによって,エネルギー蓄積とトリガーフェーズに焦点をあてる。解析した結果を以下に示す:(1)観測された爆発現象は三つのサテライトスポットを含んでおり,その磁束は爆発の前から存在する環境場と継続的に再結合した。(2)これらのサテライトスポットのすべては中心のδ型黒点のまわりを囲む堀(moat)領域,特に隣接するスーパーグラニュールあるいは隣接する黒点を取り巻く堀領域との収束境界近く,に出現した。(3)ジェット放出サイトの周りでは,サテライトスポットと隣接浮上磁束の正極は,中心のδ型黒点を取り囲む堀領域で負極性をもつ広域磁場に遭遇した。従って磁極反転線が光球の水平方向流れチャネルの収束境界に沿って形成された。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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太陽系一般 
引用文献 (45件):
  • Asai, A., Ishii, T. T., & Kurokawa, H. 2001, ApJ, 555, L65
  • Brooks, D. H., Kurokawa, H., & Berger, T. E. 2007, ApJ, 656, 1197
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  • Chae, J., & Sakurai, T. 2008, ApJ, 689, 593
  • Chen, J., Su, J., Yin, Z., Priya, T. G., Zhang, H., Liu, J., Xu, H., & Yu, S. 2015, ApJ, 815, 71
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