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J-GLOBAL ID:201702262288320651   整理番号:17A0962354

感温性高分子の相転移挙動に及ぼすカテキンの影響

Effects of Catechin on the Phase Transition Behavior of Thermosensitive Polymers
著者 (4件):
資料名:
巻: 74  号:ページ: 293-297(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: G0122A  ISSN: 0386-2186  CODEN: KBRBA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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冷水には溶けにくく,温水には溶けやすい食品添加物であるカテキンを,1.0wt%の感温性高分子水溶液に添加したときの相転移挙動を,カテキンの添加濃度と温度を変えて,高分子水溶液の透過率を測定することにより評価した.感温性高分子としては,ヒドロキシプロピルセルロースやポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)を用いた.カテキンの添加により,HPCの透過率-温度曲線もPNIPAMのそれも低温側に大きくシフトする傾向を示し,どちらの相転移温度もカテキン濃度に比例してほぼ直線的に低下した.相転移温度を10°C低下させるのに必要なカテキンの濃度は,HPCでは0.13wt%,PNIPAMでは0.2wt%であった.これらの結果から,カテキンと感温性高分子の相互作用により高分子鎖が疎水化するため,相転移温度が低下した可能性が示唆される.カテキンは,少量で感温性高分子の相転移温度を大きく変化させることができる物質であることから,感温性高分子の相転移挙動を制御するのに有効にはたらくことが期待される.(著者抄録)
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分類 (3件):
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