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J-GLOBAL ID:201702262323961730   整理番号:17A1297106

管理栄養士養成教育における公衆栄養学教育の評価 卒前教育レベルの管理栄養士のコンピテンシー測定項目を用いた予備的検討

著者 (6件):
資料名:
巻:号:ページ: 15-20  発行年: 2017年07月01日 
JST資料番号: F1804A  ISSN: 2189-745X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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【目的】卒前教育レベルの管理栄養士のコンピテンシーを3年次の公衆栄養学講義後・臨地実習前と4年次の卒業時において測定し,公衆栄養学教育を評価することを目的とした。【方法】一管理栄養士養成校の学生50人(男性7人,女性43人,平均年齢21.3歳)を対象に,コンピテンシーに関するアンケートを3年次の公衆栄養学講義後・臨地実習前(以下,実習前)と卒業1ヶ月前(以下,卒業時)に実施した。実習前アンケートは,23項目(基本コンピテンシー4項目,共通コンピテンシー8項目,モデルコアカリキュラム公衆栄養学分野8項目,職域別コンピテンシー(公衆栄養学関係)3項目の他,属性(性,年齢,卒後の進路希望等)に関する5項目を含む計28項目である。卒業時アンケートは,実習前アンケートに将来の行政栄養士選択希望,および卒後の進路と採用条件の3項目を追加した。コンピテンシーに関する項目は1~5点に点数化し,得点を算出した。前後の数量データの比較にはWilcoxon符号付順位検定を用いた。【結果】基本コンピテンシー4項目のうち,「意欲」(食を通して人々の健康と幸せに寄与したい)のみ,4.19点から4.56点に有意(p<0.001)に上昇した。共通コンピテンシー7項目,職域別(公衆栄養学関係)のコンピテンシーの全項目の得点が統計学的に有意に上昇した。得点上昇が高かった項目は,基本コンピテンシーの「意欲」,共通コンピテンシーの「論文等の情報収集」,モデルコアカリキュラム項目の「保健所と保健センターの役割と両者の関係」,「他職種の役割・相互関係」,公衆栄養学コンピテンシーの「地域アセスメント」であった。将来,行政栄養士を選択する気持ちが「とてもある」は4人(8.0%)から6人(12.0%)に増加した。卒業後の進路は,食品企業が10人(20.0%)と最も多く,採用条件において,栄養士・管理栄養士採用は14人(28.0%)であった。【結論】公衆栄養学分野のコンピテンシー評価の予備的検討を行った。今後は,実施校を増やし,管理栄養士養成教育における公衆栄養学分野の教育全体を評価していく必要がある。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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食品一般  ,  科学技術教育 
引用文献 (15件):

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