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J-GLOBAL ID：201702263035738866   整理番号：17A0499624

ポリオキセタン系高分子電解質のLi⁺配位および輸送特性における極性側鎖の役割

Role of polar side chains in Li⁺ coordination and transport properties of polyoxetane-based polymer electrolytes

著者 (6件)： Sai Ryansu (Department of Applied Chemistry, Graduate School of Sciences and Technology for Innovation, Yamaguchi University, 2-16-1 Tokiwadai, Ube, 755-8611, Japan. [e-mail] [e-mail]) ,  Ueno Kazuhide ,  Fujii Kenta ,  Nakano Yohei ,  Shigaki Naho ,  Tsutsumi Hiromori
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 7  ページ： 5185-5194  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リチウムイオン導電性高分子電解質(PE)は,リチウム金属電池用途のための鋭意研究の対象となっている。ここでは,従来のエーテル系の固体PEの不十分な導電性を改善するための洞察を得るために,Li⁺配位およびイオン輸送特性に及ぼす極性側鎖の効果を調べた。エーテルまたはニトリル基を有するポリ(トリメチレンオキシド)系の(またはポリオキセタン系の)高分子を,開環重合によって合成した。リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド(LiTFSA)の存在下で,熱,イオン輸送,電気化学的特性,およびLi⁺配位の局所構造を研究した。エーテル側鎖を有するPEのガラス転移温度(T_g)は,LiTFSA含有量が増加するにつれて増加したが,ニトリル官能性を有するPEは,より高い塩濃度で反対の傾向を示した。LiTFSAの存在下でのPEのT_g値の独特な傾向に加えて,ニトリル基は,第1の配位殻中のLi⁺イオンの配位サイトとして,またPEの誘電率を高めるための極性媒体としての重要な役割を果たした。ニトリル基のこれらの特性により,PEに改良されたイオン輸送特性を付与することができた。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *高分子電解質 ,  リチウム化合物 ,  金属イオン ,  *ポリアルキレンオキシド ,  導電性高分子 ,  リチウムイオン電池 ,  *イオン輸送 ,  開環重合 ,  ガラス転移点 ,  イオン液体
準シソーラス用語： ガラス転移温度 ,  *ポリオキセタン ,  ポリトリメチレンオキシド ,  リチウムイオン ,  局所構造 ,  輸送特性

分類 (3件)： 単独重合  (CG04020S) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  二次電池  (YB04030K)

物質索引 (1件)： ビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミノリチウム

タイトルに関連する用語 (6件)： ポリオキセタン ,  高分子電解質 ,  輸送特性 ,  極性 ,  側鎖 ,  役割