文献
J-GLOBAL ID:201702263062030882   整理番号:17A0479680

農地等の放射性物質の除去・低減技術の開発-果樹・茶における放射性物質移行低減対策技術の開発-第1編 果樹・茶における放射性セシウム移行要因の解明および移行低減対策技術の開発 第2章 茶園における放射性セシウムの除去・低減技術の開発 5 静岡県の黄色土茶園における茶樹の放射性セシウム低減化技術の開発

著者 (4件):
資料名:
号: 565  ページ: 107-114  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
(ア)新芽中の放射性セシウム濃度のモニタリング:福島第一原発の事故以降,チャの新芽,樹体,土壌の放射性セシウム濃度を経時的に調査したところ,降下後3年間でいずれも検出限界値以下となった。また,土壌から新芽への放射性セシウムの移行は極めて少ないと考えられた。(イ)刈り落とした枝葉中の放射性セシウムの動態の解明:中切りせん枝残さ中の放射性セシウムは刈り落とし後大きく減少した。C/N比から表層有機物の分解は安定しており,有機物分解に伴うセシウムの土壌への移行は少ないと考えられた。また,土壌中の放射性セシウム濃度はある程度までは減少するものの,土壌下層へは移行せず,表層に留まることが示唆された。(ウ)セシウムの施用時期と土壌から茶樹への移行との関係の解明:茶園土壌への安定同位体セシウムの施用時期と新芽中のセシウム含量の関係を調査した。a)新芽中の133Cs含量と移行率:新芽中の133Cs含量は,133Cs施用量の増加に伴い増加した。しかし,0.01g/m2までの施用量であれば,新芽中含量には影響せず,133Csが根から吸収される可能性は低いと考えられる。移行率(植物体中の133Cs量を133Cs施用量で割った値)については,収量の違いから,春肥時施用後新芽,夏肥時施用後新芽,秋肥時施用後新芽の順に高かったものの(約0.01~0.08),同一施用時期の施用量間で移行率の違いは認められなかった。また,0.01g/m2,0.1g/m2施用の移行率はそれぞれ0.008及び0.007と低く,施用量間に差は認められなかった。b)土壌中の133Cs含量と交換性セシウム含量:土壌の133Cs含量は,0.01g/m2以下の施用量であれば土壌中の含量が増加する可能性は低いと考えられたが,0.1g/m2では対照区よりも有意に高く,土壌中含量が増加した。下層土においては,10g/m2では133Cs含量が高まったものの,1g/m2までであれば対照区と概ね同程度の含量であり,表層から下層への移行の可能性は低いと考えられた。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物での代謝と蓄積  ,  環境の汚染及び防止  ,  し好料作物 
タイトルに関連する用語 (14件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る