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J-GLOBAL ID:201702263919803068   整理番号:17A1431501

新規Chk1阻害剤MK8776は悪化させる放射線誘発異常有糸分裂によるUCN-01に比べて改良された放射線増感作用を示す【Powered by NICT】

MK-8776, a novel Chk1 inhibitor, exhibits an improved radiosensitizing effect compared to UCN-01 by exacerbating radiation-induced aberrant mitosis
著者 (5件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 491-500  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2898A  ISSN: 1936-5233  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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チェックポイントキナーゼ1(Chk1)はG_2/Mチェックポイントシグナリングにおいて重要な役割を果たす進化的に保存されたセリン/トレオニンキナーゼである。ここでは,新しい選択的なChk1阻害剤MK-8776の放射線増感効果を評価するために,第一世代Chk1阻害剤UCN-01との有効性を比較すると,放射線増感の機構の解明を試みた。クローン原性生存アッセイにおいて,MK-8776はUCN-01よりもより顕著な放射線増感効果を示し,より低い細胞毒性であった。重要なことに,MK-8776による放射線増感は2.5Gy用量,臨床的に応用可能な照射線量で達成することができた。UCN-01ではなく,MK-8776は有糸分裂カタストロフィー(MC)と中心体異常を悪化させ,DNA二本鎖切断の修復速度には影響しなかった。さらに,生細胞イメージングはMK-8776は有意に放射線誘発G_2/Mチェックポイントを消失し,有糸分裂相を延長し,異常な有糸分裂を増強することを明らかにした。これはMK-8776によるChk1阻害は紡錘体集合チェックポイントを活性化し,照射EMT6細胞における有糸分裂欠損を増加させることを示唆した。結論として,著者らは,最小毒性濃度で,MK-8776は異常な有糸分裂とMCの増強を介して放射線誘発細胞死を増強する,DNA損傷修復に影響しないことを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
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