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J-GLOBAL ID：201702264341460601   整理番号：17A1652845

異なるカメラで撮影された画像の色成分の射影に基づく色調整法の一提案

A Proposal of Color Calibration Method Based on Projection of Color Components for Images Taken by Different Cameras

著者 (3件)： FU Xinyu (名古屋市大 大学院システム自然科学研究科) ,  MENG Meng (名古屋市大 大学院システム自然科学研究科) ,  田中豪 (名古屋市大 大学院システム自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 235(SIS2017 21-32)  ページ： 49-52  発行年： 2017年10月05日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,色再現性が異なるカメラで撮影された画像に対する色調整法の研究がなされている。本報告では,異なるカメラで撮影された2枚の画像の色調整を行う手法を提案する。これらの画像のサイズは同じであるとし,画像の内容(構図)もほぼ同じであるとする。2枚の画像の片方を入力画像,もう片方を参照画像と呼ぶ。提案手法は,入力画像の色を参照画像の色に類似するように変換するものである。提案手法では,入力画像の色成分の射影により出力画像の各色成分を得る。射影係数は,画像ごとに構成される最適化問題を解いて得られる。提案手法は従来手法に比べて計算量が小さい。また,提案手法の色調整結果は主観的に良好であることを実験により確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： カメラ ,  色再現性 ,  *写真像 ,  *校正 ,  色空間 ,  色信号 ,  成分 ,  射影 ,  係数 ,  最適化 ,  計算量
準シソーラス用語： RGB ,  マルチカメラ ,  重み係数 ,  *色校正

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (7件)：

• E. Reinhard, M. Ashikhmin, B. Gooch, and P. Shirley, “Color transfer between images,” IEEE Computer Graphics and Application, vol.21, no.5, pp.33-41, Sep./Oct. 2001.
• F. Piti?, A.C. Kokaram, and R. Dahyot, “Automated colour grading using colour distribution transfer,” J. Computer Vision and Image Understanding, vol.107, nos.1-2, pp.123-137, July/Aug. 2007.
• 茂木康章, 田口 亮, “色空間変換を併用したヒストグラムマッチングによる異なるカメラ間の色調整法,” 信学技報 SIS2009-5, vol.109, no.78, pp.25-29, June 2009.
• 植田祥明, 古賀崇了, 末竹規哲, 内野英治, “色転写を用いた異なるカメラ間の色調整法, ”信学技報 SIS2017-19, vol.117, no.70, pp.99-103, June 2017.
• R.C. Gonzalez and R.E. Woods, Digital Image Processing (3rd ed.), Prentice Hall, New Jersey, 2008.

タイトルに関連する用語 (5件)： 撮影 ,  色成分 ,  射影 ,  色調整 ,  提案