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J-GLOBAL ID：201702264560394108   整理番号：17A0834975

振動騒音をデザインする 計測・評価技術 車内音の寄与分離技術-独立成分分析を利用した車内音のみによる寄与分離手法の基礎検討-

Contribution Separation Technique for Vehicle Interior Noise-Basic Study of Contribution Separation using Independent Component Analysis-

著者 (1件)： 吉田準史 (大阪工大 工)
資料名： 自動車技術  (Journal of Society of Automotive Engineers of Japan)
巻： 71  号： 7  ページ： 67-73  発行年： 2017年07月01日 
JST資料番号： F0387A  ISSN： 0385-7298  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： エンジン音,ウィンドノイズ,ロードノイズなどの自動車車内音における各音源寄与を車内で測定した応答信号のみを用いて寄与分離を行う分析手法として独立成分分析(ICA)を試みた。隠れた音源信号が混合して観測された混合信号がある場合,混合信号は,重みづけ特性を用いて音源信号の線形結合として表される。ICAでは中心極限定理に基づき,混合信号に対して,非ガウス性を最大化するような分離行列を,最適化理論などを用いて分離信号を得た。検証のために,簡易なシミュレーションにより,エンジン音,ウィンドノイズ,ロードノイズを混合し作成した模擬車内音に,ICAを適用し,寄与分離を実施した。各独立成分寄与はおおむね実際の寄与と同等の傾向を示したが,ネゲントロピーを用い,エンジン音の抽出を試みたところ,正確にエンジン音の分離ができた。

シソーラス用語： *独立成分分析 ,  *音響 ,  *分離 ,  重みづけ ,  中心極限定理 ,  統計量 ,  操作 ,  理論 ,  エントロピー
準シソーラス用語： ネゲントロピー ,  音 ,  *寄与分離 ,  最大化 ,  最適化理論 ,  *車内音 ,  非ガウス性

分類 (2件)： 振動,乗心地  (QG02030D) ,  自動車性能一般  (QG02010H)

引用文献 (13件)：

• H. Van der Auweraer, K. Wyckaert, W. Hendricx, P. Van Der Linden : Noise and Vibration Transfer Path Analysis, Lecture series - von Karman Institute for fluid dynamics, von Karman Institute, Rhode-Saint-Genèse, Belgium (1979)
• W. Bermayer, F. Brandi, R. Hoeldrich, A. Sontacci, S. Brandi, W. Fliesser : Sound Engineering based on Source Contributions and Transfer Path Results, 自動車技術会学術講演前刷集, No.68-07, 20075399, p.7-12(2007)
• 能村幸介,吉田準史:実稼動データによる伝達経路解析手法,自動車技術会学術講演前刷集,No.55-06,20065041,p.7-12(2006)
• A. Hyvärinen, J. Karhunen, E. Oja : Independent Component Analysis, John Wiley & Sons(2001)
• 澤田宏,荒木章子,牧野昭二:音源分離技術の最新動向,電子情報通信学会誌,Vol.91,No.4,p.292-296(2008)

タイトルに関連する用語 (8件)： 振動騒音 ,  デザイン ,  計測 ,  評価 ,  車内 ,  独立成分分析 ,  手法 ,  基礎