抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スマートフォンやタブレット端末を持ち寄って行う対面協調作業では,端末内の文書ファイルや検索をして得たWebページをその場で相手と共有したくなるような場面がある。端末のタッチパネル上で共有相手の方向へフリック操作などのジェスチャを行うことによって情報共有を行う方法は,直感的であり有用であるが,ジェスチャが行われた方向にどの端末が存在するのかを認識できる必要がある。本論文では,前触れなく発生するアドホックな対面協調作業を対象として,作業者が端末どうしを互いのカメラに映るように向き合わせるだけで方向を認識することが可能な手法を提案する。本手法で認識した方向を用いてフリック操作によってどの程度正しく送信先端末が特定できるのかを評価した結果,端末が密に接近している場合を含めても8割以上で正しく特定できていることが分かった。また,協調作業における有益性に関して定性的に評価したところ,直感的に端末の方向認識ができるという性質と,参加者間のコミュニケーションを促進するという性質があることが分かった。(著者抄録)