抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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機能実現のアプローチには,材料すなわち化学を工夫するミクロの視点と,構造等すなわち物理学を工夫するマクロの視点の二つがある。この二つに基づき,伸縮性電気配線研究の最近の傾向を分類して紹介し,自己修復機能金属配線の原理・応用について紹介する。近年,高伸縮性と高電導性を有する電気配線に注目が集まっている。アプローチに二つある。非電導性エラストマーにカーボンナノチューブ混ぜて電導性を実現し,伸縮性配線を得る方法と,高導電性金属配線で形状を工夫し,自己修復機能を付与する方法とである。自己修復機能を有する金属配線は,伸縮性の基板上に金属配線を配置し,その上を金属ナノ粒子の分散液で覆う。これは,配線に生じた亀裂のみを,金属粒子の誘電泳動で選択的に修復する。波形金属配線と表面実装用LEDチップとアクリルフォームフィルムと金ナノ粒子分散水溶液とで伸縮デバイスを作成した。自己修復が50回以上確認できた。