ハロゲン化鉛ペロブスカイト太陽電池材料における自由キャリア放射再結合と光子リサイクリング

Yamada Yasuhiro; Yamada Takumi; Kanemitsu Yoshihiko

文献

J-GLOBAL ID：201702264641922580 整理番号：17A1612978

ハロゲン化鉛ペロブスカイト太陽電池材料における自由キャリア放射再結合と光子リサイクリング

Free Carrier Radiative Recombination and Photon Recycling in Lead Halide Perovskite Solar Cell Materials

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資料名：
巻： 90 号： 10 ページ： 1129-1140(J-STAGE) 発行年： 2017年
JST資料番号： G0450A ISSN： 0009-2673 CODEN： BCSJA8 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：文献レビュー発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

有機-無機ハイブリッドハロゲン化鉛ペロブスカイトは,現在,高効率と簡単な低コスト製造の両方を実現する太陽電池材料として最も魅力的な材料クラスである。現在,ペロブスカイト型太陽電池の電力変換効率は,市販のCIGSおよびCdTe薄膜太陽電池に匹敵する22%を超える。さらなる改善の鍵は,ペロブスカイト型太陽電池の高効率の物理的起源を理解することであり,この目標に近づくために多大な努力が数多くの実験によってなされている。このレビュー記事では,ペロブスカイト型CH₃NH₃PbX₃(X=IおよびBr)太陽電池材料の光電子特性について議論する。これらのプロセスの深い理解は太陽電池の性能を改善するために重要なので,CH₃NH₃PbX₃単結晶における自由キャリア再結合と光子リサイクリング(光キャリアの放射再結合によって放出される光子の再吸収)プロセスには特に注意が払われる。ハロゲン化鉛ペロブスカイトは固有の光学特性,例えば,ルミネセンスの極めて高い量子効率,吸収スペクトルにおける小さなUrbachテイル,および光キャリアの長い寿命,を示し,これらはすべて結晶の欠陥の低密度を示唆する。これらの特徴のために,光子リサイクリングが効率的に発生し,厚い結晶の光学プロセスを支配する。(翻訳著者抄録)

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太陽電池 , 半導体と絶縁体の電気伝導一般

引用文献 (117件)：

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