抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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環境経済勘定体系(SEEA)のサテライト勘定の一つとしてSEEA統合枠組(SEEA-CF)が約10年ぶりに公表された。これを機に本稿では,まず,SEEA各版の供給使用表,および産業連関表の理論的な応用の比較を通じて,関連するSEEA1993,SEEA2003,SEEA-CFの特徴を明らかにした。次に,SEEA-CFの応用および拡張であるSEEA-Applications and Extensionsに準じたEnvironmentally Extended Input-Output tablesの試算も行いつつ,推計および実証分析上の課題を明らかにした。たとえば,環境拡張産業連関表(EE-IOT)では供給使用表の形式に応じ,産業×産業型の環境分析用産業連関表のデータを作成しうるが,推計対象とする関連統計の整備状況によって部門形式の調整が必要となることなどの課題を指摘した。