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J-GLOBAL ID：201702265300604639   整理番号：17A0950891

高解像度光学衛星センサによる植物・土壌情報計測とスマート農業への応用

Remote Sensing of Plant and Soil Information by High-resolution Optical Satellite Sensors and its Applications to Smart Agriculture

著者 (1件)： 井上吉雄 (農研機構 農業環境変動研究セ)
資料名： 日本リモートセンシング学会誌  (Journal of the Remote Sensing Society of Japan)
巻： 37  号： 3  ページ： 213-223  発行年： 2017年07月21日 
JST資料番号： X0714A  ISSN： 0289-7911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 主として高分解能光学衛星センサのスマート農業に対する観点から,応用場面,センサ要件,及び評価アルゴリズムについて,具体的な応用事例とともに紹介した。地球観測衛星搭載センサは可視~近赤外~短波長赤外~熱赤外~マイクロ波にわたって多様であり,科学,実業等,多くの分野で活用が進行中である。センサ開発面では,欧州のコペルニクス計画の一環として打ち上げられたVenusの様に既存の商業衛星には無い先進的仕様/運用の光学衛星もあり,新たな研究と応用が期待される。各種の観測対象の内,農業生態系は,土壌,水面等の生態系要素を網羅的に含み,かつそれらが短期間に大きく変動するだけでなく,播種,施肥,収穫及び水管理を含む各種の作業が加わるという特徴がある。そのため,スマート農業への応用は,最もデータ要件が厳しい用途の一つと考えられる。

シソーラス用語： 農業政策 ,  高分解能 ,  光センサ ,  気象衛星 ,  *リモートセンシング ,  観測 ,  農作物 ,  *水管理 ,  *土壌管理 ,  *栽培管理 ,  農業
準シソーラス用語： 衛星観測 ,  *スマート農業 ,  衛星搭載 ,  地球観測衛星 ,  施肥管理

分類 (3件)： 農業一般  (FB01010A) ,  作物栽培一般  (FC03010R) ,  土壌管理  (FB04070J)

引用文献 (25件)：

• 1) IPCC: Summary for policymakers. In Climate Change 2014: Impacts, Adaptation, and Vulnerability. Part A: Global and Sectoral Aspects. Contribution of Working Group II to the Fifth Assessment Report of the Intergovernmental Panel on Climate Change (eds. C. B. Field, V. R., Barros, D. J., Dokken, K. J., Mach, M. D., Mastrandrea, T. E. Bilir,... L. L.White), pp.1-32. Cambridge University Press, Cambridge, UK and New York, NY, USA, 2014.
• 2) Jagadish S. V. K., Murty M. V. R. and Quick W. P.: Rice responses to rising temperatures - Challenges, perspectives and future directions. Plant, Cell & Environment. doi: 10.1111/pce.12430, 2015.
• 3) 農林水産省 : 2015年農林業センサス報告書,2015.
• 4) 井上吉雄 : 作物·農地の高精度管理のためのリモートセンシング : [1]情報知識集約型作物生産の基礎としてのリモートセンシング : 応用可能性と到達点.日本作物学会紀,事66,pp.335-344,1997.
• 5) 井上吉雄 : 食糧安全保障と農業生産の情報化に向けた先進リモートセンシング技術.計測と制御,59,pp.747-749,2016.

タイトルに関連する用語 (8件)： 高解像度 ,  光学 ,  衛星 ,  植物 ,  土壌 ,  計測 ,  スマート農業 ,  応用