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J-GLOBAL ID:201702265542914945   整理番号:17A0003641

コンテクスト的な恐怖記憶の汎化において歯状回では集合分離が喪失するが体性感覚野では喪失しない

Loss of Ensemble Segregation in Dentate Gyrus, but not in Somatosensory Cortex, during Contextual Fear Memory Generalization
著者 (3件):
資料名:
巻: 2016  号: Nov  ページ: WEB ONLY  発行年: 2016年11月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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コンテクスト的なエピソード記憶の詳細は時間と伴に失われ,汎化される。適切な汎化は意味記憶の形成の基礎で,常に変化する状況に適応することを可能にする。しかし恐怖記憶の過剰な汎化は害の無い刺激にも恐怖応答をしてしまう不適応を生じ,心的外傷後ストレス障害(PTSD)のような不安傷害の症状となる。恐怖記憶を汎化する神経的基礎を理解するため,コンテクスト的な恐怖記憶表現が汎化される時の記憶取出し中の神経集団の再活性化パターンを調べた。そのために記憶コード化と取出し中に活性化する特定の神経集団を可視化できるトランスジェニックマウスを用いた。その結果,マウスの条件付け1日後に記憶取出しを行うための条件付けコンテクストに戻したときに,一時体性感覚皮質(SS)での神経集団の再活性化を見出した。マウスが新しいコンテクストに入れられた時には,海馬歯状回(DG)では排他的に分離した集団再活動が見られた。これらの結果は,行動レベルで記憶が汎化されていない時に,DGとSSが2つの異なるコンテクストを集団活動レベルで区別している可能性を示していた。しかし条件付け9日後では汎化された恐怖を示す時はDGではユニークな再活性パターンを示したが,SSでは示さなかった。著者らの結果は,DGあるいは感覚皮質を海馬に結合させている上流構造での集団活動の変化が,汎化恐怖記憶を表現するメカニズムである可能性を示すものであった。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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中枢神経系 

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