文献

J-GLOBAL ID：201702266162100079   整理番号：17A1277812

曲率フローに基づく閉曲線ブレンディング

Closed Curve Blending Based on Curvature Flow

著者 (3件)： 平野正浩 (東大 大学院情報理工学系研究科) ,  渡辺義浩 (東大 大学院情報理工学系研究科) ,  石川正俊 (東大 大学院情報理工学系研究科)
資料名： 情報処理学会論文誌ジャーナル(Web)
巻： 58  号： 7  ページ： 1311-1322 (WEB ONLY)  発行年： 2017年07月15日 
JST資料番号： U0452A  ISSN： 1882-7764  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,平面上にある閉曲線間の滑らかな遷移を記述する閉曲線ブレンディングと呼ばれる問題について,曲率フローを用いて定式化する手法を提案する。従来の閉曲線ブレンディング手法では,閉曲線を生成するための制約条件が曲線の位置を変数として記述されるため,非線形制約下での最適化問題を解く必要があった。そこで,閉曲線条件が曲率の時間微分に関して線形に記述できることを利用して,曲率のL²内積に関する曲率エネルギーの勾配フローをとることにより,線形制約下での線形フローとして閉曲線ブレンディングを定式化する。これにより提案手法は,自然なブレンディング曲線を生成するだけでなく効率的に計算することができるため,高速なブレンディングを実現する。(著者抄録)

シソーラス用語： *画像合成 ,  *曲線 ,  閉路 ,  経路積分 ,  数学的変換 ,  変換群 ,  曲率 ,  コンピュータグラフィックス
準シソーラス用語： *ブレンディング【画像】 ,  *閉曲線 ,  *閉曲線ブレンディング ,  離散化 ,  曲率フロー

分類 (2件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (23件)：

• Alexa, M., Cohen-Or, D. and Levin, D.: As-rigid-aspossible Shape Interpolation, Proc. ACM SIGGRAPH, pp.157-164 (2000).
• Belongie, S., Malik, J. and Puzicha, J.: Shape Matching and Object Recognition Using Shape Contexts, IEEE Trans. Pattern Analysis and Machine Intelligence, Vol.24, No.4, pp.509-522 (2002).
• Bobenko, A.I. and Schroder, P.: Discrete Willmore Flow, Proc. Eurographics Symposium on Geometry Processing, pp.101-110 (2005).
• Botsch, M., Kobbelt, L., Pauly, M., Alliez, P. and Lévy, B.: Polygon Mesh Processing, A K Peters, Ltd. (2010).
• Cantarella, J.H., Demaine, E.D., Iben, H.N. and O’Brien, J.F.: An Energy-driven Approach to Linkage Unfolding, Proc. 20th Annual Symposium on Computational Geometry, pp.134-143 (2004).

タイトルに関連する用語 (3件)： 曲率 ,  フロー ,  閉曲線