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J-GLOBAL ID：201702266180829151   整理番号：17A0685805

次世代移動通信システムにおける国際ローミング時の複数ネットワーク同時利用を可能にするUSIM共用端末の試作

Prototype of USIM Sharing Terminal Enabling Simultaneous Use of Multiple Networks during International Roaming in Next-Generation Mobile Communication System

著者 (4件)： 伊深和雄 (情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク総合研究セ) ,  村上誉 (情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク総合研究セ) ,  石津健太郎 (情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク総合研究セ) ,  児島史秀 (情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク総合研究セ)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 56(SR2017 1-23)  ページ： 59-65  発行年： 2017年05月18日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： LTE(Long Term Evolution)に代表される移動通信システムで使用される周波数の多様化のため,一台の端末でそのすべての周波数に対応することは困難であり,移動通信システムに基づく移動通信ネットワークを運営する事業者は,自ネットワーク向けに対応周波数が特化した端末を作らざるを得ない状況である。その対応周波数の制約のために,国際ローミングにおいては,その提携先の選択肢が大きく制限されてしまうという問題が発生する。さらに,次世代の移動通信システムにおいては,より多くの周波数を集約することで所望帯域を確保しようとすることから,国際ローミング先のネットワークと端末の対応周波数の不整合が拡大し,より帯域の確保が難しくなるという問題も発生する。そこで,筆者らはその対策として,複数の移動通信ネットワークを同時利用し,端末の対応する周波数を有効に活用することで,所望の通信帯域の確保を可能とするシステムを検討している。本稿では,そのシステムの検証のために,単一のUSIM(Universal Subscriber Identity Module)により複数ネットワークに同時接続可能とする端末を試作したので,その概要および検証結果を報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： *移動通信 ,  *規格 ,  *通信サービス ,  数 ,  ネットワーク ,  普遍性 ,  *ICカード ,  試作 ,  認証 ,  *検証
準シソーラス用語： *LTE【通信】 ,  *SIMカード ,  *ローミング ,  次世代ネットワーク ,  *動作検証 ,  複数

分類 (1件)： 移動通信  (ND08030H)

引用文献 (5件)：

• 3GPP TS 21.201 “Technical Specifications and Technical Reports for a Evolved Packet System (EPS) based 3GPP system”.
• 3GPP TS 21.111 “USIM and IC card requirements”.
• 石津 健太郎, 村上 誉, 伊深 和雄, 児島 史秀, “第5世代移動通信システムに向けた複数の無線ネットワークの協調制御と周波数共用に関する研究開発,” 信学技報, スマート無線研究会, 2017年5月.
• 3GPP TS 31.101 “UICC-terminal interface; Physical and logical characteristics”.
• 3GPP TS 31.102 “Characteristics of the Universal Subscriber Identity Module (USIM) application”.

タイトルに関連する用語 (5件)： 次世代 ,  移動通信システム ,  ローミング ,  共用 ,  試作