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J-GLOBAL ID：201702266844408554   整理番号：17A0776557

ボンド磁性試料の残留磁気からのサージ性電流波高値の計測

Measurement of Peak Value of Surge Current Based on Remanence of Bonded Magnetic Sample

著者 (2件)： 山田外史 (金沢大学) ,  南谷保 (金沢大学)
資料名： 電気設備学会誌  (Journal of the Institute of Electrical Installation Engineers of Japan)
巻： 37  号： 4  ページ： 257-263(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0947B  ISSN： 0910-0350  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 直撃雷や誘導雷に起因する大きなサージ性電流を,想定する多くの計測位置で計測できれば,事故対策に生かすことができる。著者らは,溶岩などの試料の残留磁気を野外で簡易に計測するために,針形状の磁気センサプローブを試料に空けた円筒穴内に挿入し,穴内の磁束密度から残留磁気を推定する方法を提案している。この計測システムとマグネタイトをエポキシ樹脂に混ぜて固めた約10mm立方体のボンド磁性体の計測試料を用い,サージ電流により着磁した残留磁気を計測して,電流の波高値を測定することを検討した。励磁電流とボンド磁性体の残留磁気の間の関係を実験的に検討し,サージ電流を推定できる可能性を議論した結果,ボンド磁性体の残留磁束密度から,印加されたパルス電流の波高値を推定することが可能であるとの結論を得た。

シソーラス用語： *電流 ,  *電流測定 ,  残留磁化 ,  磁鉄鉱 ,  ボンド磁石 ,  磁気センサ ,  磁束密度 ,  磁気抵抗 ,  電気サージ
準シソーラス用語： GMR【抵抗】 ,  サージ【電気】 ,  *サージ電流

著者キーワード (6件)： サージ電流 ,  残留磁気 ,  マグネタイト ,  ボンド磁性体 ,  針形状磁気センサ ,  GMRセンサ

分類 (1件)： 電流,電圧,電荷の計測法・機器  (AD07020C)

引用文献 (8件)：

• 電気・電子機器の雷保護検討委員会編:「電気・電子機器の雷保護」,電気設備学会,1,2,3章(2011)
• 佐々木:「磁鋼片電流計による衝撃電流測定の精度について」,電氣學會雑誌,62巻,652號,p644(1942)
• 上田,有永,福田,岩井,松下,井上:「風車の落電の実機計測実績」,三菱重工技報,Vol.448,No.4,pp.17-21(2007)
• R.Haraszczuk, S. Yamada, M. Kakikawa, T. Ueno : “Monitoring Minute chances of Magnetic Maekers’ Susveptability by SV-GMR Needle-Type Probe”, IEEE Transactions on Magnetics, Vol.47, No.19,pp.2584-2597(2011)
• T.Minamitani, D. Wakaura, S. Yamada, H. Sakai, J. Fujii : “Mesurement Method of Remanence of Volcanic Rock by Needle-Type Magnetic Probe”, Jourmal of Magnetic Society in japan, Vol.39, No.2, pp.48-52(2015)

タイトルに関連する用語 (5件)： ボンド ,  磁性 ,  試料 ,  残留磁気 ,  計測