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J-GLOBAL ID：201702266914658553   整理番号：17A1761849

地球観測の将来構想に関わる世界動向の分析 第10章 散乱計・測地・重力

著者 (4件)： 江淵直人 (北大 低温科研) ,  村上浩 (宇宙航空研究開発機構) ,  磯口治 (リモート・センシング技セ) ,  福田洋一 (京大 大学院理学研究科)
資料名： 気象研究ノート
号： 234  ページ： 59-64  発行年： 2017年11月10日 
JST資料番号： G0121A  ISSN： 0387-5369  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 衛星に搭載されたマイクロ波による散乱計と海面高度計,および地球重力場の測定の現状,将来展望を述べた。マイクロ波散乱計は,海面におけるマイクロ波散乱の風速・風向依存性を利用して,海上の風速・風向を計測するセンサである。QuikSCATに搭載された散乱計による全球海上風ベクトル図を示し,欧米,インドの動向を述べた。海面高度計は,マイクロ波の反射強度と時間から衛星と海面との距離,海面状況を得るセンサである。直下型タイプと干渉型タイプの機能,および今後の開発内容などを述べた。地球重力場の測定は,GRACEやGOCEにより陸水貯留量や氷床変動,地震発生機構などに成果を上げており,日本としての今後の関わりを検討する必要がる。

シソーラス用語： 測地衛星 ,  科学衛星 ,  気象衛星 ,  海上風 ,  *マイクロ波 ,  *高度計 ,  *散乱計 ,  重力場 ,  地球 ,  風速 ,  風向 ,  海面高度 ,  干渉測定 ,  氷床 ,  発生 ,  観測装置 ,  *リモートセンシング
準シソーラス用語： GRACE衛星 ,  GOCE衛星 ,  QuikSCAT ,  衛星搭載機器 ,  海面高度計 ,  地球重力場 ,  地震発生

分類 (2件)： リモートセンシング一般  (AD04000L) ,  測量用機械  (RC02020H)

引用文献 (9件)：

• Beckley, B. D., N. P. Zelensky, S. A. Holmes, F. G. Lemoine, R. D. Ray, S. Desai, and S. T. Brown, 2010: Assessment of the Jason-2 Extension to the TOPEX/Poseidon, Jason-1 Sea-Surface Height Time Series for Global Mean Sea Level Monitoring. Marine Geodesy, 33, 447-471, doi:10.1080/01490419.2010.491029.
• DPF WG, 2014 : 小型重力波観測衛星 DECIGO パスファインダー (DPF) ミッション提案書, 2014年2月28日.
• Ebuchi, N. and W. T. Liu (eds), 2005: Synergism of SeaWinds and AMSR. 33pp. (http://airsea.jpl.nasa.gov/publication/paper/SeaWinds-AMSR-synergism-s.pdf)
• 市川 香, 2014 : 21世紀初頭の衛星海面高度計海の研究. Oceanography in Japan, 23 (1), 13-27.
• 市川 香, 2016 : 沿岸海面高度計. 沿岸海洋研究, 54 (1), 17-22.

タイトルに関連する用語 (9件)： 地球観測 ,  将来 ,  構想 ,  世界 ,  動向 ,  分析 ,  散乱計 ,  測地 ,  重力