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J-GLOBAL ID：201702267245963800   整理番号：17A0678089

予ひずみを受けた継目無鋼管の二軸応力下での塑性変形挙動

著者 (4件)： 彌永大作 (新日鐵住金(株)プロセス研究所) ,  黒田浩一 (新日鐵住金(株)プロセス研究所) ,  矢板理志 (東京農工大学大学院機械システム工学専攻) ,  桑原利彦 (東京農工大学大学院工学研究院先端機械システム部門)
資料名： 塑性と加工  (Journal of the Japan Society for Technology of Plasticity)
巻： 58  号： 674  ページ： 222-228(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0076A  ISSN： 0038-1586  CODEN： SOKAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は,溶接部がなく,機械的性質が円周方向に均一である継目無鋼管を供試材として用い,二軸バルジ試験および単軸応力状態での反転負荷試験より,材料の弾塑性変形挙動を表現可能な降伏関数および硬化則の同定を行った。また,管軸方向に予圧縮ひずみを付与した円管試験片を用いて二軸バルジ試験を行い,逆方向の予ひずみを受けた材料の塑性変形挙動を詳細に検証した。更に,単軸応力状態での反転負荷試験よりパラメータを決定した硬化則による計算値と,予ひずみを受けた材料の二軸応力下での塑性変形挙動を精密に測定・比較し,移動硬化則と関連流れ則の妥当性を実験的に確認した。検証の結果,単軸応力状態の反転負荷挙動は,移動硬化則を使用することにより高精度に再現可能であり,また,予圧縮材の二軸応力試験の結果より,後続負荷におけるひずみの増加に伴い予ひずみの影響が徐々に消失することを確認できた。

シソーラス用語： *予歪 ,  *継目無し鋼管 ,  *塑性変形 ,  機械的性質 ,  *加工性試験 ,  負荷試験 ,  移動硬化則
準シソーラス用語： 2軸応力 ,  *バルジ試験 ,  降伏関数 ,  *妥当性確認 ,  単軸応力 ,  弾塑性変形 ,  変形挙動

著者キーワード (8件)： constitutive equation ,  reverse loading ,  Bauschinger effect ,  kinematic hardening ,  biaxial stress ,  multiaxial tube expansion test ,  associated flow rule ,  plastic potential.

分類 (1件)： 金属材料  (HC03020E)

引用文献 (32件)：

• 1) Kuwabara, T.:Int. J. Plast., 23 (2007), 385-419.
• 2) Banabic, D., Barlat, F., Cazacu, O. & Kuwabara, T.:Int. J. Mater. Form., <b>3</b> (2010), 165-189.
• 3) Barlat, F. & Kuwabara, T.:J. Jpn. Soc. Technol. Plast., <b>57</b>-662 (2016), 230-237.
• 4) Kuwabara, T. & Sugawara, F.:Int. J. Plast., <b>45</b> (2013), 103-118.
• 5) Kuwabara, T., Narihara, K., Yoshida, K. & Takahashi, S.:J. Jpn. Soc. Technol. Plast., <b>44</b>-506 (2003), 281-286.

タイトルに関連する用語 (5件)： 予ひずみ ,  継目無鋼管 ,  二軸応力 ,  塑性 ,  変形挙動