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J-GLOBAL ID:201702267663894157   整理番号:17A0644084

蚊帳中の臭素系殺虫剤のToF-SIMS定量化

ToF-SIMS quantification of bromine based insecticide in mosquito netting
著者 (3件):
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巻: 35  号:ページ: 031802-031802-5  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: E0974A  ISSN: 2166-2746  CODEN: JVTBD9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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殺虫剤がマラリアのような疾病と闘うために,蚊帳と組合せてもしくは局所塗布して利用される。処理済み材料の表面に使用できる殺虫剤の決定は実現が困難であった。蚊帳中の塩素系殺虫剤ペルメトリンに関する最近の研究によると,飛行時間型2次イオン質量分析法(ToF-SIMS)は,線維表面と表面下とのペルメトリンを検出し,イオン注入標準の進歩に伴って定量化することが可能である。イオン注入法はSIMSの定量化のために広く利用されてきた。分析と定量化のための同様の方法が,臭素化殺虫剤デルタメトリン(ペルメトリンに比べはるかに低い濃度で使用される)に関して実現された。デルタメトリンのToF-SIMS分析は,負イオン質量スペクトル中の主要な臭素イオンを示した。79Brを,高密度ポリエチレン(HDPE:網の材料)へ,アセトンで洗浄した網の線維へ,注入量を明らかにするためシリコンへ注入した。注入されたHDPEのToF-SIMS深さプロフィールは,5.2×1017atoms/cm3の検出限界を示し,これはデルタメトリンに対し重量で0.046%の検出限界に相当する。注入された線維では,デルタメトリンからの寄与の臭素に注入プロフィールが重畳した。線維表面下の2つの異なる位置での殺虫剤濃度は,0.17および0.23wt.%であり,0.18wt.%±25%という殺虫剤の仕様と良く一致する。注入されていない網線維の分析では,殺虫剤の局所的な高濃度が示された。得られた結果は,網の表面とバルクとの殺虫剤の定量的分析をもたらし,網の性能を評価するのに役立つ。(翻訳著者抄録)
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