文献

J-GLOBAL ID：201702267800524705   整理番号：17A1515079

カオスにおける普遍性: Lyapunovスペクトルとランダム行列理論

Universality in Chaos: Lyapunov Spectrum and Random Matrix Theory

著者 (5件)： HANADA Masanori (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  HANADA Masanori (Stanford Univ., CA, USA) ,  HANADA Masanori (Lawrence Livermore National Lab., California, USA) ,  SHIMADA Hidehiko (High Energy Accelerator Res. Organization, Tsukuba, JPN) ,  TEZUKA Masaki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： YITP  (YITP)
号： 17-17  ページ： 7P  発行年： 2017年02月22日 
JST資料番号： L0911B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 古典カオス系において自由度数が大きいとき新しい普遍性が存在することを提案した。つまりLyapunovスペクトルの統計的性質はランダム行列理論で記述されると論じた。これを紐状ブラックホールの行列モデルと質量変形モデルの有限時間Lyapunov指数を計算して実証した。双対ストリング理論の解釈を持つ零質量極限は,t=0で既に普遍挙動が見えるという意味で特別である。他の場合では普遍挙動は後の時刻に始まる。同じパターンはランダム行列の積においても検証した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *カオス ,  *普遍性 ,  *Lyapunov関数 ,  *ランダム行列 ,  スペクトル ,  ブラックホール ,  ストリング模型
準シソーラス用語： Lyapunovスペクトル ,  Lyapunov指数 ,  多自由度 ,  統計的性質 ,  行列モデル ,  Dブレーン

分類 (1件)： ゆらぎ,ランダム過程,Brown運動,輸送過程の一般的理論  (BA08020B)

引用文献 (26件)：

• J. Maldacena, S. H. Shenker and D. Stanford, JHEP 1608, 106 (2016).
• Y. Sekino and L. Susskind, JHEP 0810, 065 (2008).
• G. Gur-Ari, M. Hanada and S. H. Shenker, JHEP 1602, 091 (2016).
• B. de Wit, J. Hoppe and H. Nicolai, Nucl. Phys. B 305, 545 (1988).
• E. Witten, Nucl. Phys. B 460, 335 (1996)

タイトルに関連する用語 (4件)： カオス ,  普遍性 ,  スペクトル ,  ランダム行列理論