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J-GLOBAL ID：201702267879761212   整理番号：17A1612986

振動電磁気力による濃度境界層厚みの低減

Decrease of Concentration Boundary Layer Thickness by Using Vibrating Electromagnetic Force

著者 (4件)： 横田智之 (北海道大学大学院工学院) ,  丸山明日香 (北海道大学大学院工学院) ,  山田隆志 (名古屋市工業研究所) ,  岩井一彦 (北海道大学大学院工学院)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 81  号： 11  ページ： 516-521(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄鋼の精錬では融解スラグと溶鉄の反応が重要なプロセスとなっているが,両者の界面での反応は物質移動律速と考えられている。このような反応場での効率を高めるためには,界面の物質移動を高めることが有効である。本研究においては,この観点から物質移動に影響を与える界面の濃度境界層を電磁気力を用いた振動によって薄化することを提案し,モデル実験による検証を行なった。アクリル樹脂製容器を用い,CuSO₄+H₂SO₄水溶液を満たした後,上下に配置した銅板を浸漬し,電解によって生じる濃度境界層が外部からの磁気振動によってどのような挙動をするかを直接観察(溶液の明度評価)した。外部からの磁場は直流による静磁場と交流による動磁場とした。この実験から,外部磁場の印加は所期の通り濃度境界層の薄化に寄与することを明らかにした。

シソーラス用語： *不均一系反応 ,  *物質移動 ,  濃度 ,  境界層 ,  *振動 ,  模型試験 ,  厚み ,  減少 ,  *界面反応 ,  *磁気振動 ,  層

著者キーワード (12件)： electromagnetic force ,  vibration ,  concentration boundary layer ,  direct observation ,  mass transfer ,  hydrodynamic stability ,  electromagnetic force ,  vibration ,  concentration boundary layer ,  direct observation ,  mass transfer ,  hydrodynamic stability

分類 (1件)： 界面化学一般  (CB12010J)

引用文献 (17件)：

• 1) M. Hirasawa, K. Mori, M. Sano, A. Hatanaka, Y. Shimatani and Y. Okazaki: Tetsu-to-Hagané 73(1987) 1343-1349.
• 2) M. Hirasawa, K. Mori, M. Sano, Y. Shimatani and Y. Okazaki: Tetsu-to-Hagané 73(1987) 1350-1357.
• 3) Y. Awakura: Journal of the Surface Finishing Society of Japan 61(2010) 112-115.
• 4) N. Kohda: Kaitei-Kinzokubutsurigakujoron, (CORONA PUBLISHING CO., LTD., Tokyo, 1973) p. 102.
• 5) T. Sukawa and M. Iguchi: Tetsu-to-Hagané 90(2004) 334-338.

タイトルに関連する用語 (3件)： 電磁気力 ,  境界層 ,  厚み