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J-GLOBAL ID：201702267947058728   整理番号：17A0218021

FPGAを用いた画像処理応用のためのMonotone Chainアルゴリズムの高速計算

著者 (5件)： 監物香保里 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  金澤健治 (筑波大 システム情報系) ,  森大和 (筑波大 情報学群) ,  相部範之 (SUSUBOX) ,  安永守利 (筑波大 システム情報系)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D(Web)
巻： J100-D  号： 1  ページ： 1-13 (WEB ONLY)  発行年： 2017年01月01日 
JST資料番号： U0473A  ISSN： 1881-0225  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 凸包とは,有限な点の集合における全ての点を内包する最小の凸多角形である。凸包計算は画像処理やコンピュータビジョンなど,多くの分野に応用されており,幾つかのアルゴリズムや高速化手法が提案されている。しかし,それらは,集合に含まれる点の座標が既知である状態から処理を開始するという条件で評価されているため,画像処理のように,前処理として凸包計算の対象となる点の座標を取得する必要のある場合における,座標取得の処理時間が考慮されていない。本論文では,FPGAを用いた,Monotone chainアルゴリズムに対する画像処理応用向けの高速化手法を提案する。本手法では,(1)画像内の点の座標を1ラインごとに並列に取得し,(2)取得した座標のうち,凸包頂点となり得る点の座標だけを選択し,(3)選択された点に対する凸包計算を(1),(2)と並行して実行する。本論文では,提案手法のFPGA及びGPUへの実装,及びその性能を示し,従来手法に対する有効性を議論する。(著者抄録)

シソーラス用語： FPGA ,  *画像処理 ,  *凸包 ,  高速計算 ,  マイクロプロセッサ ,  専用プロセッサ ,  性能評価 ,  性質 ,  前処理 ,  *計測 ,  GPU【プロセッサ】 ,  *座標測定
準シソーラス用語： Monotone chain ,  並列性【計算機処理】

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (10件)：

• F.P. Preparata and M.I. Shamos, Computational Geometory: An Introduction, Springer-Verlag, 1985.
• A.M. Andrew, “Another efficient algorithm for determining the convex hull in two dimensions,” Inf. Process. Lett., vol.9, pp.216-219, 1979.
• W. Eddy, “A new convex hull algorithm for planar sets,” ACM Trans. Mathematical Software, vol.3, no.4, pp.398-403, 1977.
• S. Srungarapyu, D.P. Reddy, K. Kothapalli, and P.J. Narayanan, “Fast two dimensional convex hull on the GPU,” AINA-2011, pp.7-12, 2011.
• Q. Ye, “A fast algorithm for convex hull extraction in 2D images,” Pattern Recognit. Lett. vol.16, pp.531-537, 1995.

タイトルに関連する用語 (5件)： FPGA ,  画像処理 ,  応用 ,  アルゴリズム ,  高速計算