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J-GLOBAL ID：201702268114522649   整理番号：17A1837163

苫小牧周辺の広域地下水流動概念モデル

著者 (4件)： 町田功 (産業技術総合研) ,  福本幸一郎 (日本工営) ,  森野祐助 (北海道総合研究機構 地質研) ,  丸井敦尚 (産業技術総合研)
資料名： 地下水技術  (Journal of Ground Water Technology)
巻： 58  号： 3/4  ページ： 1-11  発行年： 2017年03月25日 
JST資料番号： S0019A  ISSN： 0916-4154  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 苫小牧周辺の地下水流動に関する初期の研究には,山口ほか(1959,1978)などがある。国立研究開発法人産業技術総合研究所と北海道立総合研究機構地質研究所は,2012年から当該地域において,採水等の調査を行ってきた。本稿は,苫小牧周辺の既存の報告に,今回新たに得られたデータを加えることによって,当該地域の広域地下水流動概念モデルを示すことを目的とする。調査地域は,北はウトナイ湖周辺,東は安平川,西は樽前川,南は太平洋により囲まれた苫小牧周辺の台地および低地であり,勇払平野の南部にあたる。本地域の主な表層地質は,支笏火山噴出物と完新統である。本地域で,比較的良質な地下水が得られる場所は,沿岸低地の背後にあって,厚い支笏火山噴出物を載せた台地とその縁辺,海岸の砂丘地帯に限られる。本地域の広域地下水流動の概念モデルを考える際,本論では,完新統,支笏火山噴出物,更新統,鮮新統以下という四層構造を考え,下部境界を後期中新統基底とした。

シソーラス用語： *北海道 ,  *地下水流動 ,  調査 ,  *モデル ,  *概念 ,  地質 ,  火山噴出物 ,  沖積層 ,  完新世 ,  地層 ,  完新統 ,  更新統 ,  鮮新統 ,  *苫小牧市 ,  表層地質
準シソーラス用語： 概念モデル ,  *広域地下水流動概念モデル ,  地下水調査

分類 (2件)： 地下水学  (DC07040Y) ,  地下水流  (RC10060Q)

引用文献 (21件)：

• Appelo, C. A. J. and Postma, D. : Geochemistry, groundwater and pollution, 2nd ed., 1-649, A. A. Balkema Publishers, Leiden, 2007
• Edmunds, W. M.: Paleowaters in European coastal aquifers the goals and mam conclusions of the PALAEAUX project. In: Paleowaters in coastal Europe :Evolution of groundwater smce the late Pleistocene, Edmunds, W. M. and C. J. Milne (Eds.), Geological Society, London, Special Publication 189, 1-16, 2001
• Takahashi, K., SungGi, H., Jimbo, M., Hayama, H. and Tanaka, Y.: Character of the groundwater in the Bibi-gawa lowland from the radio isotopic point of view, in Groundwater of the Shikotsu volcanic ash Plateau, Hokkaido, Japan, Suzuki, E., Jimbo, M. and Seki, H (Eds ), Hokkaido Regional Development Bureau, 2003
• 井川怜欧・町田 功・越谷 賢・小野昌彦・内田洋平・丸井敦尚:既存データを用いた“(地下水)不動領域”の推定-石狩低地帯を事例として-、地下水学会誌、56(2)、121-133、2014
• 内田洋平・林 武司・宮越昭暢:水文環境図「仙台平野」、No.1、CD、産総研地質調査総合センター、2000

タイトルに関連する用語 (4件)： 苫小牧 ,  周辺 ,  流動 ,  概念モデル