文献

J-GLOBAL ID：201702268494121113   整理番号：17A0503322

ナノキチン分散体の動的粘弾性とネットワーク構造

著者 (6件)： 横井森彦 (東大 大学院) ,  田仲玲奈 (東大 大学院) ,  田仲玲奈 (大阪大 大学院) ,  寺本好邦 (岐阜大) ,  齋藤継之 (東大 大学院) ,  磯貝明 (東大 大学院)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 67th  ページ： ROMBUNNO.K18-P1-14  発行年： 2017年02月27日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： キチンの最小構成単位であるキチンナノフィブリル(ChNF)は,表面に露出したアセトアミド基が部分的に脱アセチル化し,アミノ基に変換されている。また,酸性水溶液中において精製キチンに軽微な機械処理を施すと,プロトン化した表面アミノ基によって生じる電気二重層斥力により,幅が数nmで長さが数μmのChNF単位で分散させることができる。ChNFは大比表面積を有するため,キチンが有する優れた特性を生かせる材料となり得る。一般的に,ChNFは水分散液として調製される。従って,ChNFの工業レベルでの利用を促進するためには,基礎的なレオロジー特性を理解し,制御することが重要である。そこで本研究では,ChNFの長さと濃度を変数とし,酸性条件下におけるChNF分散体の動的粘弾性を検討し,ネットワーク構造と解繊の程度に関する考察を行った。(著者抄録)

シソーラス用語： *キチン ,  *ナノ構造 ,  繊維 ,  電気二重層 ,  粘弾性 ,  Coulomb相互作用 ,  斥力 ,  *ネットワーク構造 ,  比表面積 ,  分散系 ,  脱アセチル ,  *繊維長 ,  *濃度 ,  *酸性
準シソーラス用語： *ナノフィブリル ,  *動的粘弾性 ,  Coulomb斥力 ,  水分散系 ,  *レオロジー特性

分類 (2件)： 多糖類  (CF10054P) ,  高分子溶液・融液のレオロジー  (BL01013Z)

タイトルに関連する用語 (4件)： キチン ,  分散体 ,  動的粘弾性 ,  ネットワーク構造