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J-GLOBAL ID：201702268507032998   整理番号：17A1453161

高脂肪,高蛋白質食は成体マウスの精巣ステロイド産生および精子パラメータに及ぼすカゼイン誘導慢性炎症の負の影響を減弱する【Powered by NICT】

A high-fat, high-protein diet attenuates the negative impact of casein-induced chronic inflammation on testicular steroidogenesis and sperm parameters in adult mice

著者 (3件)： Zhao Jing-Lu (Department of Developmental and Regenerative Biology, College of Life Science and Technology, Jinan University, Guangdong, Guangzhou 510632, China) ,  Zhao Yu-Yun (College of Chemical and Biological Engineering, Hunan University of Science and Engineering, Hunan, Yongzhou 425199, China) ,  Zhu Wei-Jie (Department of Developmental and Regenerative Biology, College of Life Science and Technology, Jinan University, Guangdong, Guangzhou 510632, China)
資料名： General and Comparative Endocrinology  (General and Comparative Endocrinology)
巻： 252  ページ： 48-59  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0844B  ISSN： 0016-6480  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 肥満と慢性炎症の間の相互作用を検討した。食餌誘導性肥満または慢性炎症は雄の精巣機能を減らすことができた。しかし,慢性炎症のない男性における肥育食品の生殖作用の基礎となる機構はまださらなる議論が必要である。本研究では,生理的と慢性炎症状態での成熟マウスにおける精巣ステロイド産生と精子パラメータに及ぼす高脂肪,高蛋白質食の影響を調べることを目的とした。カゼインは非感染性全身性炎症反応の引き金を引くことができるので,著者らは成体雄Kunmingマウスの慢性炎症を誘導するカゼイン注入を用いた。二十四匹のマウスをランダムに四群に分けた:(i)通常食+生理食塩水(対照);(ii)通常食+カゼイン(ND+CS)(iii)高脂肪,高蛋白質食+生理食塩水(HFPD+SI)(iv)高脂肪,高蛋白質食+カゼイン(HFPD+CS)。8週間後,HFPD+SIとHFPD+CS群の体重が有意に増加し,対照と比較してND+CS群で減少した。腫瘍壊死因子α(TNF α),インターロイキン-10(IL 10)と脂質プロファイルの血清レベルは,対照と比較してND+CS,HFPD+SIとHFPD+CS群で著しく増加した。血清アディポネクチンレベルの顕著な減少はND+CS群と比較してHFPD+CS群で生じた。精子パラメータ(精子数,生存率および異常)もND+CSとHFPD+SI群で悪影響を受けた。基はND+CSとHFPD+SIを精巣組織の重篤な病理学的変化を示した。半定量的RT-PCR,ウェスタンブロットおよび免疫組織化学染色も対照と比較してHFPD+SIとHFPD+CS群におけるステロイド産生急性調節(StAR)及びチトクロームP450scc(CYP11A1)の精巣m RNAと蛋白質レベルの両方で有意な減少を示した,群における3β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(3β HSD)HFPD+SIとHFPD+CSの精巣m RNAと蛋白質レベルは有意に増加した。HFPD+CS群におけるStAR及び3β-HSDのmRNAと蛋白質レベルは群でND+CSのそれよりも高かった。これらの結果は,8週間の高脂肪,高蛋白食とカゼイン注入による昆明雄マウスは,食餌誘発性肥満と慢性全身性炎症を確立するために使用できることを示した。ND+CSとHFPD+SI群における精子パラメータ,精巣組織の病理学的変化を伴う減少した。減少した血清テストステロンレベルのこの得られた効果はTNF-αとIL-10の過剰産生とStARとCYP11A1のダウンレギュレーションと関連していた。同じカゼイン誘導慢性炎症状態下で,高脂肪,高蛋白質食マウスは,正常食のマウスと比較して優れた精巣ステロイド合成活性と精子パラメータを有していた,高脂肪,高蛋白質食を摂取したカゼイン誘導炎症性損傷を有するマウスは正常に体重,血清アディポネクチンレベルと増加したテストステロン産生を低下させた3β-HSD発現のアップレギュレーションによることを示した。高脂肪,高蛋白質食は精巣ステロイド産生と精子パラメータに及ぼすカゼイン誘導慢性炎症の負の影響を減弱させた。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *精巣 ,  血清中濃度 ,  *ステロイド ,  病理学 ,  TNFα ,  *ステロイド産生 ,  血清 ,  *精子 ,  肥満 ,  アップレギュレーション ,  *カゼイン ,  mRNA ,  生存率 ,  体重
準シソーラス用語： *慢性炎症 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 高脂肪 ,  高蛋白質食 ,  慢性炎症 ,  精巣ステロイド産生 ,  精子 ,  マウス

分類 (1件)： 代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J)

タイトルに関連する用語 (12件)： 脂肪 ,  蛋白質 ,  成体 ,  マウス ,  精巣 ,  ステロイド産生 ,  精子 ,  パラメータ ,  カゼイン ,  誘導 ,  慢性炎症 ,  減弱