抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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300GHzから3THzまでの超高周波領域に属するテラヘルツ波と呼ばれる電波は,超高速無線通信や高解像度なイメージセンサーへの応用が期待されている。このような周波数帯域では,半導体チップの接合に利用されるはんだ接合やワイヤボンディングなどの必要不可欠な構造が,モジュールの高周波特性に悪影響を与えることが知られている。筆者らは,それらの影響を抑制するモジュール構造として,次世代のパッケージング技術の一つであるFOWLP(Fan Out Wafer Level Package)を応用したテラヘルツ対応アンテナ一体型モジュール技術を開発した。異なる素子をモールド樹脂で一体化して封止し,再配線技術により素子間を短距離に接続するFOWLP技術を適用することによって,テラヘルツ波帯の周波数で動作する半導体チップとアンテナの接続構造の短距離化および低損失化を実現した。本稿では,FOWLP技術を応用したテラヘルツ対応アンテナ一体型モジュールについて述べる。(著者抄録)