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J-GLOBAL ID：201702268749555092   整理番号：17A1370919

乾燥条件および温度履歴がエトリンガイト結晶中の水分状態に及ぼす影響

EFFECT OF DRYING CONDITION AND TEMPERATURE HISTORY ON WATER CONTENTS OF ETTRINGITE STRUCTURE

著者 (4件)： 野澤里渚子 (新潟大学 大学院自然科学研究科環境科学専攻(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐二の町8050)) ,  斎藤豪 (新潟大学 工学部建設学科(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐二の町8050)) ,  佐藤賢之介 (新潟大学 大学院自然科学研究科環境科学専攻・日本学術振興会特別研究員DC(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐二の町8050)) ,  佐伯竜彦 (新潟大学 工学部建設学科(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐二の町8050))
資料名： セメント・コンクリート論文集(Web)  (Cement Science and Concrete Technology (Web))
巻： 70  号： 1  ページ： 2-8(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U1105A  ISSN： 2187-3313  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究はDEF膨張の発生メカニズムと関連して,エトリンガイト自体の脱水・再水和に着目し,水分子の挙動とそれに伴った構造的変化を検討することを目的とした。その結果,80°C12時間以上の加熱によって構造中のSO₄^2-と結合する水分子が脱離し,XRDにおける非晶質化(メタエトリンガイトへの変化)が生じた。また,メタエトリンガイトを再水和した際には,R.H. 15%前後で水蒸気脱離曲線が急落し,再水和後に生成したエトリンガイトの水和物密度の低下が生じた。このことからメタエトリンガイトの再水和後に生成したエトリンガイトにおいては,構造中に層状構造あるいはnmスケールのインクボトル型および閉塞された空隙が存在する可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： コンクリート ,  セメント ,  浸食 ,  劣化 ,  膨張 ,  *エトリンジャイト ,  *機構 ,  化学合成 ,  屋内試験 ,  吸着 ,  脱水 ,  水和 ,  微細構造 ,  変化 ,  結合水 ,  *吸着水 ,  水分子 ,  非晶質 ,  湿度 ,  温度 ,  FTIR分光法 ,  X線回折 ,  結晶
準シソーラス用語： 硫酸塩劣化 ,  *生成メカニズム ,  水蒸気吸着 ,  再水和 ,  体積変化

著者キーワード (14件)： エトリンガイト ,  メタエトリンガイト ,  再水和 ,  水蒸気吸脱着等温線 ,  FT-IR ,  格子定数 ,  インクボトル型空隙 ,  Ettringite ,  Metaettringite ,  Rehydrate ,  Adsorption isotherm ,  FT-IR ,  Lattice parameter ,  Ink-bottled pores

分類 (2件)： セメントの性質・分析  (YC05040F) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H)

タイトルに関連する用語 (4件)： 温度履歴 ,  エトリンガイト ,  結晶 ,  水分状態