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J-GLOBAL ID：201702269004658068   整理番号：17A0486406

野外研究サイトから(34)琉球大学農学部附属亜熱帯フィールド科学教育研究センター与那フィールド

著者 (2件)： 高嶋敦史 (琉球大 農 亜熱帯フィールド科学教育研究セ) ,  松本一穂 (琉球大 農)
資料名： 日本生態学会誌  (Japanese Journal of Ecology)
巻： 67  号： 1  ページ： 61-66  発行年： 2017年03月30日 
JST資料番号： G0845B  ISSN： 0021-5007  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 生物多様性に富むやんばる地域にある琉球大学農学部附属亜熱帯フィールド科学教育研究センターの実態について紹介した。ここは演習林と里山研究園を備えている。演習林はイタジイやイジュを優占種とする亜熱帯性常緑照葉樹林が広がっている。里山研究園は台地上に位置し,周囲に茶畑,ミカン畑,畜産施設などが広がっている。与那フィールドでは森林生態系モニタリングを実施し,また微気象観測タワーが完成し,亜熱帯林の物質循環の実態解明に期待がかかる。また与那フィールドには多くの研究者が集まり,森林の階層構造,植物に及ぼす菌類の作用,ツル植物の分布調査,ドングリと利用昆虫の相互作用,林冠上の生物相,樹木のフェノロジーなどの研究が行われている。

シソーラス用語： *沖縄県 ,  シイノキ属 ,  ツバキ科 ,  *広葉樹林 ,  自然循環 ,  階層構造 ,  寄生 ,  生物相互作用 ,  植物被 ,  季節的変動 ,  生息分布 ,  生息場所 ,  生息環境 ,  生物多様性 ,  イジュ ,  フェノロジー ,  亜熱帯林 ,  *森林生態系 ,  物質循環 ,  林冠構造 ,  Castanopsis sieboldii ,  菌寄生 ,  昆虫植物間相互作用
準シソーラス用語： イタジイ ,  *やんばる地域 ,  菌類寄生 ,  植物昆虫間相互作用

分類 (2件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  森林生物学一般  (FF02010T)

引用文献 (22件)：

• Enoki T (2003) Microtopography and distribution of canopy\ntrees in a subtropical evergreen broad-leaved forest in the\nnorthern part of Okinawa Island, Japan. Ecological Research,\n18:103-113
• 榎木 勉 (2007) 亜熱帯常緑広葉樹林の樹木における異なる空間スケールでの解析から検出される地形依存的分布パターンの変化. 日本森林学会誌, 89:329-335
• Enoki T, Abe A (2004) Saplings distribution in relation to\ntopography and canopy openness in an evergreen broadleaved\nforest. Plant Ecology, 173:283-291
• Feroz SM, Hagihara A, Yokota M (2006) Stand structure and\nwoody species diversity in relation to stand stratification in\na subtropical evergreen broadleaf forest, Okinawa Island.\nJournal of Plant Research, 119: 293-301
• Fukasawa Y, Osono T, Takeda H (2012) Fungal decomposition\nof woody debris of Castanopsis sieboldii in a subtropical\nold-growth forest. Ecological Research, 27:211-218

タイトルに関連する用語 (4件)： 野外 ,  研究 ,  亜熱帯 ,  フィールド