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J-GLOBAL ID：201702269041587824   整理番号：17A0139640

極大地震動に対する免震支承-RC橋脚系のキャパシティデザインに関する研究

著者 (3件)： 小野寺周 (東北大学 大学院工学研究科土木工学専攻) ,  松崎裕 (東北大学 大学院工学研究科土木工学専攻) ,  鈴木基行 (東北大学 大学院工学研究科土木工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 72  号： 4  ページ： I_708-I_718(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 免震橋梁において,設計地震動を超過した強度を有する極大地震動の作用下では,免震支承のハードニングの生起やRC橋脚の塑性化進展の可能性があり,その結果として生じ得る部材の終局的な損傷に対して設計上の配慮が必要である.本研究では,キャパシティデザインの観点から,極大地震動に対する免震支承-RC橋脚系の損傷部材の明確化と地震時安全性の向上を図るための検討を行った.その結果,免震支承のハードニング開始点における水平耐力がRC橋脚の終局耐力よりも大きくなるように耐力格差を設けることで,万一の終局的な損傷をRC橋脚だけへと確実に誘導でき,さらに,損傷が誘導される部材であるRC橋脚の変形性能を高めることで,極大地震動に対する地震時安全性の向上が図られることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *橋 ,  免震構造 ,  橋梁支承 ,  橋脚 ,  *耐震設計 ,  地震動 ,  極限強度 ,  損傷 ,  伸び率 ,  耐震性 ,  *免震橋 ,  免震支承 ,  鉄筋コンクリート橋脚 ,  変形能
準シソーラス用語： RC橋脚 ,  終局耐力 ,  変形性能

著者キーワード (6件)： isolator ,  reinforced concrete bridge column ,  capacity design ,  seismic safety ,  ductility ,  extreme ground motion

分類 (1件)： 橋梁工学一般  (RC06010Y)

引用文献 (22件)：

• 日本道路協会:道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編,丸善出版,2012.
• Park, J. G. and Otsuka, H.: Optimal yield level of bilinear seismic isolation devices, Earthquake Engineering & Structural Dynamics, Vol. 28. No. 9, pp. 941-955, 1991.
• 庄司学,川島一彦,斎藤淳:免震支承と RC 橋脚がともに塑性化する場合の免震橋の耐震性に関する実験的検討,土木学会論文集,No. 682/I-56,pp. 81-100, 2001.
• Jangid, R. S.: Optimum lead-rubber isolation bearings for near-fault motions, Engineering Structures, Vol. 29, No. 10, pp. 2503-2513, 2007.
• Zhang, J. and Huo, Y.: Evaluating effectiveness and optimum design of isolation devices for highway bridges using the fragility function method, Engineering Structures, Vol. 31. No. 8, pp. 1648-1660, 2009.

タイトルに関連する用語 (6件)： 地震動 ,  免震支承 ,  RC橋脚 ,  キャパシティ ,  デザイン ,  研究