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J-GLOBAL ID：201702269138944362   整理番号：17A0568441

無電解ニッケル-ダイヤモンド複合めっきにおける粒子共析におよぼすめっき浴の流れの影響

The Effect of Fluid Flow on Particle Codeposition in Electrolessly Plated Nickel-Diamond Composite Films

著者 (3件)： 松本莞爾 (長岡技科大 大学院工学研究科) ,  程内和範 (長岡技科大 技術支援セ) ,  松原浩 (長岡技科大)
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 68  号： 5  ページ： 286-290  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 複合めっきは,微粒子を添加しためっき浴を用いてめっきを行うことで,金属マトリックス中に微粒子を分散・複合化させた材料が得られる複合材料作製法である。近年,nm~μmサイズのダイヤモンド粒子が入手可能となり,それらの表面状態を一定とする精製処理を施すことで共析挙動の検討が行われてきた。そこで本研究では,この処理を行った5nm~1000nmの粒径を持つダイヤモンド粒子(ND)とめっき液攪拌のための回転円盤電極(RDE)を用いて,無電解ニッケル-ダイヤモンド複合めっき膜中のダイヤモンド共析量がめっき浴の流れから受ける影響を検討した。その結果,1)粒径5nm,20nmのダイヤモンド粒子の場合,流速の増加とともに共析量は増大した。これは流れにより粒子の物質移動が促進されたためと推察した。2)粒径が,100nm,200nm,500nm,1000nmのダイヤモンド粒子の場合,流速の増加と共に共析量は大きく減少した。などの知見を得た。

シソーラス用語： *電気めっき ,  *複合めっき ,  *ニッケルめっき ,  *ナノ結晶 ,  *ダイヤモンド ,  精製 ,  円盤電極 ,  銅 ,  撹拌 ,  流速 ,  粒度依存性 ,  含有量 ,  めっき皮膜 ,  回転数 ,  速度依存性
準シソーラス用語： *ダイヤモンド超微粒子 ,  回転円盤電極 ,  共析【複合めっき】

分類 (1件)： 電気めっき  (WC08023B)

引用文献 (17件)：

• 1)W. Metzger, Th. Florian ; Trans. Inst. Met. Finish., 54, 173(1976).
• 2)R. V. Williams, P. W. Martin ; Trans. Inst. Met. Finish., 42, 182(1964).
• 3)N. Feldstein, T. Lancsek, D. Lindsay, L. Salerno ; Metal Finishing, 81, 35(1983).
• 4)N. Guglielmi ; J. Electrochem. Soc., 119, 1009(1972).
• 5)J. P. Celis, J. R. Roos, C. Buelens ; J. Electrochem. Soc., 134, 1402(1987).

タイトルに関連する用語 (6件)： 無電解ニッケル ,  ダイヤモンド ,  複合めっき ,  共析 ,  めっき浴 ,  流れ